01年11月30日 リストラをぶっ飛ばせ! 文化人貢献度アピール祭り
ゲスト:井筒和幸、杉作J太郎、パラダイス山元、みうらじゅん、蛭子能収、山田五郎(以上VTR出演)
冬である。寒さの厳しさはもちろんのこと、この不景気の中で雇用関係でも厳しい状況となっている。タモリ倶楽部常連でありながら最近は出演ご無沙汰の文化人もこの流れを肌で感じているようで、結託してリストラ反対の狼煙をあげてタモリにビデオテープを送りつけた。今回は文化人たちがいかに番組に貢献してきたかという訴えを収めたビデオを、併録された彼らの最近の活躍映像とともに見る。要はダイジェスト版放送である。一応は出演者の中から誰を残すのか決めることになっているらしい。

最初のアピールは漫画家・雑文家・俳優の杉J。見られる活躍は「Jとタモリの爆笑グルメ」「空振り本大反省会」「なぜ男はパンチラを見るのか」の3本。新録パートのアピールタイムでは事務所所属による連絡の取りやすさを売りにしていた。続いてミュージシャン・公認サンタクロースのパラダイス山元。「梅垣義明の新ネタプレゼン大会」での活躍が見られた。守備範囲の広さ・公認サンタになるほどの人格をアピール。そして映画監督・井筒。「宣伝マン映画PR合戦」「業界人怒り王決定戦」「相席恋愛術」での奮闘ぶりを放送。映画監督中超一流のエンターテイナーであることをアピールした。通常トークでは互いに足の引っ張り合いで団結力のないところをモロに露呈していた。

以上で今回は時間がなくなり、次回はみうら・山田・蛭子の活躍の軌跡が見られるとのこと。


今回はタモリの事故を受けての企画なので内容は薄いが、ダイジェスト版は今までほとんどなかった(はじめて?)のでそういう意味では貴重。事件後ご無沙汰だった蛭子も本当に久しぶりの番組出演で貴重。ダイジェスト部分は選択が上手く、良かった部類に入る企画をみな選んでいるため、面白さではここしばらくより上かもしれない。前半を見る限りでは杉Jの偉大さが浮き彫りになっただけのような気も。過去の映像に新録部分を挟む手法は「タモリ倶楽部・裏ビデオ」ともイメージがかぶる。個人的には好き。面白さ云々を抜きにして資料的価値もあると見た。もちろん、今回の事故のようなことなくしてこんなことをやったらひどい話だけど。それにしても今回の企画、おそらく急遽企画変更して作り上げたものと思われるが、それでいてこの豪華な顔触れ…みんな本当に文化人生活の危機なのかも。

ちなみにOPでちらっと映ったタモリ宛の手紙は筆跡から杉作筆と思われる。

空耳アワーの結果

ミュージシャン 曲名 賞品
ブラーホエン・ザ・カウズ・カム・ホームTシャツ
アット・ザ・ドライヴインフラフープ・ウーンズTシャツ

戻る