00年9月8日 | Jとタモリの爆笑ドライブ 他1編 | |||||||||
ゲスト:杉作J太郎 | ||||||||||
番組視聴者にはすっかりおなじみの杉作J太郎、杉Jが企画を持ち込んだ。最初から2部構成の予定で、その第1部が「Jとタモリの爆笑ドライブ 杉作J太郎・俺を語る!!」。杉Jの運転する車で彼とタモリがトークを繰り広げる。「俺を語る」とあるように彼の本名やペンネームの由来など、知っている人は知っているけれど多くの人が知らないであろう秘密が明かされた。 これからいろいろな話が展開されると思いきや、それだけでネタが尽きてしまった杉J。重い沈黙。と、突然喫茶店で働く意中の女性の話に。タモリの経験談を聞いたりしてにわかに恋愛相談の様相になってきた。この話はタモリが軌道修正して打ち切りに。万策尽きた杉J、強引に第2部「Jとタモリの爆笑グルメ 高級料理に舌鼓!!」に突入。 第2部ではフカヒレ、燕の巣、北京ダックといった高級中華料理をいただきながらトーク。普段杉Jが食べないものを食べるためいいリアクションが求められる。彼のリアクションといったら当然、低周波治療器の登場だ。リアクションが弱いと即機械が唸りをあげる。普通に食事をしたり悶絶したり、という展開だったが、杉Jはここでもさっきの喫茶店の女性の話を蒸し返す。嫌がるタモリにしつこく食い下がり、結局その彼女のところに行こうということに。事態は急展開、彼女に告白することになってしまった。 一旦杉J宅で一張羅のタキシードに着替え、喫茶店へ向かう。道すがら、不安でたまらない杉Jは口説き文句・切り出し方をタモリに求め、「礼服のモニターやってるんですよ」という恋愛相席術の回とリンクする文句などを与えられる。いよいよ告白。隠しマイクに遠目からの撮影という状況に緊張が伝わってくる。結局駄目だったようで、はかなく散ってしまった。でも話せただけで満足そう。 初めての杉J単独出演に最初は爆笑の連続だが、口説きシーンなどはその緊張感と音楽とが相俟ってせつなかったりする。今回はつくり自体がにんげんドキュメントっぽくて最後にはほろりとさせられる。「恋愛相席術」の時とは彼の真剣さがまるで違うし。タモリも普段より随分とくだけた調子でいい組み合わせ。企画そのものにほとんど金がかかっていないからかテロップが妙に豪華で、挿入の仕方も普段と違って日テレバラエティーっぽかった。何にせよ低周波があるし彼の絵も見られるし彼の部屋だって見られるし独特の間合いのトークも存分に味わえるし、杉Jの魅力に溢れる回だ。おそらくここまで杉J大フィーチャーというのは最初で最後だろう。 なお、スタッフの笑い声に聞き慣れない女性の声が含まれているが、新人かな。本郷さん?また、収録日は8月5日らしい。 空耳アワーの結果 1本目に出てきたのは夢眠ちゃんですか?
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