05年3月18日 西葛西はもう一つのインド!? 「都内 カレーだけにルルルウ滞在記」
ゲスト:伊集院光(進行)、杏さゆり、江戸川インド人会の皆さん
ここ数年で西葛西には300世帯ものインド人が住むようになったという。西葛西に集中するのは、もちろん家賃のこともあろうが、都心部に電車一本で出られることが大きいようだ。当然のことながら、これだけいるとそこにはインド人コミュニティが形成されているわけだ。今回はそれを訪れ、インド料理をいただきながらインド文化に触れる。

まずは西葛西に住んで5年のクルカルニさん宅で、黒砂糖などを入れたチャパティー・プランポリ(ひよ子に似た味らしい)と家庭料理として一般的な豆カレー、さらにコロッケに似たファーストフード・バタタワダをいただく。奥さんが三味線など楽器をしたいと言ったのをきっかけに楽器の話題になり、インドでしか売っていないらしい電子タブラの音を聞く一幕も。と、とってつけたようにカレーフェスティバルの貼り紙が。折しも開催はきょう、30分後だという(笑)。そこで、さっそくタモリたちもお邪魔することにした。

フェスティバル会場では、江戸川インド人会会長のチャンドラニさんを軸に、東西南北各地方出身のインド人とともに各地方の料理をいただきながら話をする。いただいた料理は、西インドからは野菜カレー・パラカチバジと胡瓜のヨーグルトサラダ・カクリのコシンビル、日本で一般的なインド料理に相当する北インドからはチキンカレー・チキンマサラとじゃがいものチャパティー・アルゥパラタとしょっぱいチャパティー・パパドゥと豆カレー・ダルマカニ、インドのデザートとして牛乳の中に米が入っているパエスと人参をすりつぶしたガジャルカハルワ、東インドからは白身魚のスープカレー・テンガアンジャ、南インドからは豆と野菜のカレー・サンバルカレーとヨーグルトとココナッツのサラダ・アヴィアル。

広さも広さなので、料理にも外国ほどの違いがある(北が小麦、東と南が米、西が中庸)ようだが、インド人は基本的には自分の地方以外の料理を食べても誉めあっている。また、地域的な特徴としては、西インドは現実的、カネにうるさい、東インドは頭がいい、紅茶生産世界一、南インドはIT産業の中心、ベジタリアンが多い、名前が長い、北インドは政治の中枢、主張が強い、勉強しないといったあたりが挙がった。また、インドの電車は基本的には時間を守り、車中販売は贋物ロレックスも出てくるなどバラエティーに富んでいるようだ。

「BEST HIT INDIA」と題して、インドのヒット曲を紹介するコーナーも。各地域の代表的なミュージシャンの曲を聴く。東インドからはドクター・ブーペンハジャリカ「ミタミタ ボハゴレ」、西インドからはラタ・マンゲシュカー「イエ ジンダギ ウシキヘイ」、南インドからはラヘマン「チャレ チャロ」、北インドからはダレル「ホ ジャヤギ バレ バレ」が紹介された。また、「インドの輝ける記録」としてギネスの珍記録も紹介。それによれば、20時間立ちっぱなしとか空気椅子11時間とか後ろ向き走行1,500kmとか拍手30時間とか、まあ珍記録。

そんなこんなで、身も心もルルルウになったタモリらであった。


異国の文化に触れることは今までも何度かあって、フィンランドギリシャネパールあたりがぱっと思い出せるものだが、これらと同様に一つのテーマには絞りづらい(今回はカレーという縦軸はあったにせよ)ので、やや散漫な印象。ただ、一同のキャラはなかなか見どころがあって、腕時計をしてないのに見る素振りをしたり、「陸稲」がさらっと出てきたり、群馬県を例えに持ち出したり、そこそこ楽しめた。もっとも、自分は杏さゆりが出てきたのに大喜びで彼女ばかり見ていたんですけども。お飾りでいいから今後も出てきてください。全然大きくない事務所っぽいからちょうどいいと思われる。伊集院の進行のそつのなさは今更触れるまでもなく。

空耳アワーの結果

安斎、敷島から手ぬぐいをもらったらしい。以前安斎がデザインしたTシャツをベースにしているようだ。「タモリさん、手ぬぐい好きですよね。一日三回は持ってますもんね」ということで、タモリに贈呈された。ちなみに、空耳アワードで確立されたと断定された新基準法はどこへやら。

ミュージシャン 曲名 賞品
ウータン・クラントライアンフ手ぬぐい
エルヴィス・プレスリーボサ・ノヴァ・ベイビー手ぬぐい
ジャニス・ジョプリンリトル・ガール・ブルー手ぬぐい

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