04年10月29日 森田JAPAN! ペサパッロに挑戦!! 他2編
ゲスト:石井正則(進行)、ふかわりょう、劇団ひとり、KABA.ちゃん、井口光雄(ルール解説)、フィンランド人大勢
今回はフィンランド式の野球・ペサパッロを秋晴れの青空の下、のびのびとやろうという回。だったのだが、折しも収録日の10月9日は台風22号の接近で雨。せっかく在日フィンランド人のみなさま・国内のペサパッロ協会の人も来ているので、まずは屋内でルールを学んで天候の回復を待とうということになった。

ルールは札幌ペサパッロ協会会長で、妙に馴れ馴れしい口調の井口から聞く。ペサパッロとはフィンランド語で野球を意味するようだが、ルールはかなり野球と違う感じ。まずグラウンドが五角形。ベースの配置が全然違う。ピッチャーはバッターのすぐ横で、トスバッティングのように真上に投げる。これを打たなければボールワンとなるのだが、これで四球のように一塁に行ってもよい。オーバーフェンス(野球では間違いなくホームランでも)はファウル。一方で三塁打を打つと名誉得点として1点入り、ホームインでさらに1点。また、バッターは3ストライクまで、凡打なら打ち直して構わない。ヨケリと呼ばれる代打の切り札(ジョーカー)が存在し、1イニングに2名まで出場できる。番組で出てきたのはこれで全部だが、なんだかこれでもさっぱり。「ルールアドリブで言ってないですか」とふかわが言うのももっともだ。

一応は天候回復を待ったのだが、結局一向に雨が止む気配はない。そこで緊急特別企画、「フィンランド人と話そう」。本来ペサパッロのために集まってくれたフィンランド人のみなさんとフィンランド料理を食べながら交流する。「緊急で用意した」というわりにはふかわが突っ込むくらいの量の料理が出ていたわけだが、おそらくは昼食・休憩を兼ねてそういうパートを企画していたのだろう。パン、サーモンスープ、一部にキッシュ?と言われたサーモンプティングをいただいた。もう当初の企画が潰れた関係で出たとこ勝負の企画連発で、この流れに乗って劇団ひとり対ふかわのフィンランドについての知識の披露対決。ふかわはNOKIAとかサウナ(フィンランド語)とか適切な発言をする一方で、劇団ひとりはビョーク(アイスランド)とか男性のスカート(スコットランド)とか見た感じ天然でボケていた。これに対するツッコミがなかなかで、前列にいた3番のビブスをつけた青年?が注目されることに。

また、日本人にあまり知られていないフィンランドのことも紹介。バスタブがなくてサウナが150万基ある(人口は500万)、交通違反の罰金が収入に応じて変わる(例として、携帯電話会社重役が速度違反で1350万円)、コーヒー消費量が世界一、いろいろな選手権がある(奥さんかつぎ選手権やカラオケ選手権)、苗字に「ネン」がつく人が非常に多い(大統領ハロネン、女優オウティネン、F-1ライコネン、ジャンプニッカネン、サッカーリトマネン)といったあたりが出てきた。「上を向いて歩こう」はフィンランドでも唄われているようで、カラオケの話題に関連して唄われたが、なぜかタイトルが「京都から来た女」になっているよう。一同騒然。

さて、フィンランドにはネンがつく人が非常に多い(今回出場予定者にもものすごくいた)ということからやっつけ企画第2弾、「ふかわが歌う【ネン】の唄曲名当てクイズ!」へ。ふかわがヘッドホンを着けて曲を聴き、歌詞の中の「ネン」という言葉のみを発して曲名を当てるという難度の高いクイズだ。しかし口パクが下手なふかわ、声が漏れている。しかも歌詞に「ネン」が出てきたのに普通にスルー。だのに劇団ひとりに当てられてしまった(正解は「なごり雪」)。これを受けてふかわはわずか一問で見切りをつけられ、出題者はKABA.ちゃんに交替。KABA.ちゃんはしっかりノッて、「ネン」も綺麗に入れて問題成立、と思いきや、2回目の再生時にAD松岡がラジカセのボリュームを上げすぎてヘッドホンからの音漏れで答えがバレるというオチに(「硝子の少年」でタモリ)。三問目、四問目もどちらかというと情報集めで正解(「まんが日本昔ばなし」ふかわ、「やっぱ好きやねん」タモリ)を導いた感じ。そして最終問題はタモリも劇団ひとりも素で「七年目の浮気」と間違え、「三年目の浮気」と正しく答えたふかわが正解。優勝もかっさらっていった。賞品はフィンランドに白樺が多いということで白いかまぼこ。これも近所のスーパーで急いで買ってきた感ありありのものだ。


今週は3年半ぶり!の急遽企画変更の回ということでそのぐだぐだっぷりを満喫。楽しくて仕方ない。曲名当てクイズは前回も行われた(前回は「雨」の部分だけ唄ってた)ので、今後不測の事態の場合の定番になるかも。ほとんど推理ゲームの様相を呈しているのがよかった。ツッコミらしいツッコミがいない中にあってはふかわの存在が案外と貴重で、ツッコむだけではなくちょっとしたことも拾っていって好感触。このような状況下にあってそれが非常に有効だったと思う。KABA.ちゃんも、まあ贔屓目はあるだろうけれどよく唄って踊った。そこまでは全然目立たなかったのもこれで相殺。前の企画変更時もそれなりに高評価にしてたようだが、今回もけっこう良いかと。

空耳アワーの結果

ルール解説を終えて天候回復を待つ間に、という感じで早めの投入。安斎はダイエットのためにジムに行っているらしいが、タモリはウォーキング(つうか散歩?)を推奨。

ミュージシャン 曲名 賞品
ジプシー・キングスオー・エー・オー・エー手ぬぐい
マイケル・ジャクソンブラッド・オン・ザ・ダンス・フロア手ぬぐい
「ブルース・ブラザーズ2000」オリジナル・サウンド・トラックファンキー・ナッソーTシャツ

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