07年4月27日 | これから来るのは軽金属! アルミニウム売ります!! | ||||||||||||
ゲスト:ビビる大木、乾貴美子(代表取締役)、山田五郎、中山泰男(営業課長)、奥田民生(空耳のみ) | |||||||||||||
北京オリンピックを控え、鉄鋼業界が右肩上がり。泥棒騒ぎも出るほどだ。しかし乾軽金属工業株式会社まで立ち上げた乾によれば、これからはアルミの時代らしい。そもそも世界で二番目に扱われている金属だけあって、我々が目にする機会も多い。そこで今回は、そんなアルミニウムについて勉強する。 アルミニウムは、ハンフリー・デービーが明礬石を電気分解したときに発見したというのが最初。ことしで発見200年だが、地球表面の構成要素としては3番目に多い元素だという。精製するには、まずボーキサイトを砕き苛性ソーダと混ぜる。すると水酸化アルミニウムの結晶が析出するため、これを砕いて高温で焼き上げて酸化アルミニウムを抽出。さらにこれを電気分解してアルミニウムがつくられる。なお、ジュラルミンはアルミの合金、ステンレスは鉄の合金という違いがある。 そんな合金をよりわかりやすくするために、アルミニウムじゃんけんなるゲームを挙行。それぞれ違った特性を持つアルミ製品が9種登場し、その中からより硬いものを選んだ人が勝ちというもの。極端に大きなものもあるので、選んだものを隠せなかったりするわけだが、それなりに盛り上がった風。アルミ合金の種類は数字で表されるようで、1円玉やアルミ箔などの純アルミの1000系、マグライトなどに使われるいわゆるジュラルミンの2000系、飲料缶に使われる3000系、ラジエーターのろう材等の4000系、デジカメ筐体などに使われる中くらいの強度の5000系、強度や耐食性に優れるためアルミサッシに使われる6000系、機動隊の盾などに使われ、ジュラルミンを超える硬さを誇る7000系とある。 アルミ関連会社に勤務するだけでなく、アルミ好きが高じてホームページまで持っている中山のアルミコレクションも拝見。坂本竜馬アルミ像やアルミ警棒、YS-11(旅客機)のプロペラの輪切りを見た。高価なものもおねだりなど、けっこう大胆な手法で手に入れているようだ。 最後はテレビ朝日社屋でアルミを求めて社内探検。原始的に磁石をつけながらまわってゆくが、結論は鉄のほうが多かったというなんとも言えないものに。 ムリめな設定でスタートした企画だが、あっという間に設定は忘れ去られ、普通の産業勉強企画になっていた。もうちょっと乾ちゃんに奮闘してほしかったところ。その乾ちゃんは「出産後大胆になった」とタモリに言われていたように、相変わらず歯に衣着せぬというか気風のいい発言連発で、恐いものなどないかのよう。素晴らしい。ビビる大木は6年ぶりの出演なんて言っていたがとんでもない、たぶん6年半ぶり。再びタモリ倶楽部に戻ってきたことに感慨を禁じ得ない。山田五郎も地味に2年3ヶ月ぶり。本当にアルミが好きなのかは怪しい(食いつきは良かったが、あの人ならそれも普通に思える)けど、ともかく戻ってきたことを喜びたい。 空耳アワーの結果 なぜか奥田民生がゲストとして登場。安斎が来ずに2人でやることも想定していたようで、タモリが葉書読みの練習もしていたのだとか。評価は奥田に委ねられたが、あまりの甘さに「大インフレだよ」とタモリ絶句。
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