07年1月26日 | 赤い電車に乗って京急久里浜車両工場へ行こう!! 後編 | ||||||||||||
ゲスト:原田芳雄、岸田繁、南田裕介、松尾貴史、ほんこん(進行)、長嶋修一、臼井和也、渡辺昇、朝倉俊行、ダーリンハニー、芦沢教授、ななめ45°、豊岡真澄、粕谷健志、松竹和則 | |||||||||||||
先週に引き続き、京急久里浜車両工場の見学。変わらぬ面子で、変わらぬ濃さで進んでゆく。 前回は入出場検査場で車両を上から下から中からと舐め回すように見たところで終わったが、今回はその続き、トラバーサ(車両を移動させる装置)から。これがリモコンで動くということでやりたがる向きもあったが、何せ難しい作業なのでおとなしく見学。匠の技を堪能したあとは塗装工場へ。静電気を使って塗料を貼り付ける、といった感じの静電塗装の関係で室内は真っ赤。ただただ「赤いですねえ」という感想が漏れた。 続いて屋外の保線用車両基地へ移動し、架線の点検を行う。乾くと絶縁性を持つ竹の梯子を架線に直接架けて点検するのだが、ロケ日は生憎の雨。したがって、通電していない架線で模擬的に点検を行う。折れないかどうか、荷重試験を行ってから梯子を架け、架線の締め付け等を確認するのが作業内容だが、さすがにこれは率先してやろうという者がおらず、電車クラブの若手3人に任せることに。天候も相俟ってか、グダグダな点検になった。一方タモリらは架線作業車に乗り込み、目の前に架線を見て大興奮。 そしていよいよタモリの好むレールの点検、すなわち保線へ。朝から降っている雨がここへ来て悪化し、ほんこんが「もうバラエティじゃなくてほ報道だ」と言うくらいの風雨になっていたが、タモリすらやめようと言わずロケ続行。さて保線には大きな作業は4種類の車、レール洗浄車、マルチプルタイタンパー、バラストフィニッシャー、軌道検測車を使う。また、レールをつなぐためにレールの継目板の取付も行った。継目板でレールを挟み、4本のボルトで固定。その後、レール締結装置でレールと枕木とを固定する。他のやり方としては、ゴールドサミット溶接なる方法もある。これについては、タモリがバーナーに火種を投げ込む役となった。嬉しそう。 ここでようやく屋内に戻り、電車クラブの芸人による京急寄席へ。京急のネタで京急の人を笑わせる京急のための寄席、というくらいなので完全に内輪受けのネタ披露会だ。出演者だけでなく、工場勤務の社員にも披露した。ネタは芦沢教授「英会話〜京急編」、ななめ45°「京急のレコーディング」、ダーリンハニー「京 急太郎」で、いずれも「他でやったらエラいことになる」大ネタばかりだったが、観衆が観衆だけにすべて大ウケだった。 最後は中枢部、久里浜信号所へ。車両の位置、ルート確保の状況を操作パネルに映し出し、久里浜線の信号やポイントの切り替えを手動で行う非常に重要なところだ。自分たちも工場へ来るときにしっかり管理されていたのだ、と実感したところで終了。エンディングはくるり「赤い電車」に乗せての簡易総集編だった。 あれだけの雨で誰も「帰ろう」と言わないその根性に脱帽するしかない。どれだけみんな好きなんだって話だ。工場見学は前回に引き続きファン垂涎のところばかりだったのだろうけど、ちょっとグダグダな感があったり、一方で随分端折った部分もあったりと、やや流れが悪かった感じ。タモリは架線を「見たかった」とか言ってるけど、地下鉄で見たはず…。それとも地上と地下とは違うということだろうか。電車コントはどこまで面白いかいまいちわからず。雰囲気で笑ってしまうという感じ。ダーリンハニーのネタは見ている回数が他よりやや多いせいかなんだかワンパターンに感じられたので、普通の人+電車に詳しい挙動不審な人、以外の設定でも見てみたい。 空耳アワーの結果 先週と同じメンバー。いつもより前目、京急寄席の前にあったのだが、豊岡はここで本日最初の出番。耳かきが初めて出た。
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