05年10月7日 もしもエレキシタールが弾けたなら 〜せっかくなので一度だけ習ってみよう〜
ゲスト:マギー(進行)、大槻ケンヂ、若林忠宏(指導)
タモリ、誕生日にスタッフからプレゼントをもらったらしい。それはエレクトリック・シタール。おーいいなあ、と思ったけどタモリにとってみれば甚だ迷惑なのだそうで。それでもせっかくなので少しは弾いてみよう、と若林を呼んで奏法を学ぶ。

ケースから出すのも2回目(1回目は貰ったとき…)というタモリのエレキシタール、立派な光沢を放っている。意外と見た目はエレクトリックギターに似ている。とりあえず音を出してみると、確かにシタールの音。なんでも弦がブリッジに触れる面積がギターより大きいんだとか。津軽三味線のサワリと同じ原理で、この部分の名前も偶然ジャワリと呼ぶらしい。また、オーケンが筋少時代に白井良明に弾いてもらったシタールが実は若林のものだということが判明した。

さて、エレキシタールの基本奏法(というか、シタールっぽく聞かせる奏法)は三つ。ドローン・ラーガ・ガマクだ。ドローンは出したい音の隣の弦?(ずっと二弦か三弦の同じ弦を弾いてるように見えたが…)を先に弾くもの。ドラムのフラムみたいなもんか。ラーガはインド独特のスケール。言うほど簡単ではないようで、作詞作曲もしてるのに楽器は苦手という大槻も苦戦。マギーに励まされ、「ミュージシャンやめました」と言う始末。ガマクは弦をはじいたあとにその弦を動かして音を装飾するもの。ギターのチョーキングっぽい。

エレキシタールが欲しい視聴者におしらせとして販売店舗の紹介(都内7店のみ!)を挟んで、練習そっちのけで本物のシタール鑑賞会へ。「ラヴ・ユー・トゥ」の完コピ、それをより本物のラーガに近づけたバージョンを聞いた。さらにタモリは一度やったことのある、本物のシタールでガマクを、というのをみんなでやる。大槻などはピックが既に指に食い込んで大変な状態、ガマクってさらに大変な状態。マギーも肌でガマクの痛みを体験し、苦悶の表情を浮かべていた。前回は罰ゲームでやってたのになんでみんなしてやってるんだろう…。さらにはこれも2回目、電子タブラも登場。いろいろな拍子を聞いた。

最後はインドスタンダードのひとつ、蛇使いの曲を実際に弾いてみる。もっとも、それもそう簡単な話ではないから、一フレーズずつ順番に。一番手の大槻が走ってしまったが、ヨレながらもなんとか完奏。その後も黙々と練習したまま終了した。


誕生月は8月なのに今頃誕生日プレゼントを紹介?という疑問はさておき。若林の民族楽器シリーズも定番になってきたが、今回はマギーや大槻との相性も上々だったようで終始和やかに。ただ、エレキシタールの話がほとんどなくて、最後にみんなで演奏することで帳尻を合わせた感があり、そのへんはどうなのかなあと思った。まあ、尺としては撮ったけど、あまり面白い画がなかったってことかしらん。大槻の苦戦ぶりが意外で、そのイメージとのギャップがけっこう楽しかった。

空耳アワーの結果

安斎、実家から電気マッサージ椅子をもらったらしい。

ミュージシャン 曲名 賞品
アインシュテルツェンデ・ノイバウテンカルテ・シュトルネ手ぬぐい
リック・アストリーギヴィング・アップ・オン・ラヴ手ぬぐい
オゾンフェスタ・デ・ラ・ノーチェ手ぬぐい

戻る