04年2月6日 | 目指せ世界デビュー 知られざる民族楽器に挑む! | |||||||||
ゲスト:ふかわりょう、石塚義之、若林忠宏(指導・解説) | ||||||||||
女子十二楽坊の活躍などでワールドミュージックがブームの兆しを見せているらしい(楽坊はワールドミュージックになるの?とかワールドミュージックって曖昧な括りはどうなの?といった疑問は置いといて)。その流れを見てふかわと石塚がユニットを結成、ワールドミュージックで世界進出を目指すこととなった。今回は各国の民族楽器を学び演奏に挑戦する。 訪れた民族音楽センターはさほど広くないスペースに900種類、2500点もの楽器が所狭しと並べられた空間。なんでも、持っていない楽器はもう4種類しかないのだとか。まずは世界中の巨匠に師事し、所蔵楽器のすべてを操る若林のお手並み拝見ということで、ギター1本で各国の民族音楽を再現してもらう。なぜかネタに走ってしまう若林、ふかわには「ギター漫談ですか」と言われ、タモリには「俺に芸風似てる」と言われ、何のためのパートかわからなくなってしまった。 仕切り直しで楽器に挑戦。基本的に、若林が模範演奏を見せて、それに倣って挑戦する流れ。また、音源による参考演奏も挿入される。まずは弦楽器。ブラジルのビリンバウ、インドのシタールに触れる。ビリンバウには石塚とタモリが挑戦。石塚はうまく鳴らせなかったが、タモリはそれなりに鳴らした。タモリはうまくいったので、例によって「親父がブラジル人だった」とでっち上げ。シタールは若林が演奏している段階でタモリがかぶりつきで興味津々。ふかわが演奏しても「テンションが上がらない」というので我慢できずタモリが奪い取ってしまった。しかしその難しさにお手上げのよう。 続いて管楽器。ベトナムのクロンプット、ハンガリーのティリンコが出てきた。クロンプットの奏法はラテンアメリカ研究会出身のふかわが自信満々で答えようとするも、あえなく外れ。これにもタモリは食いついてきた。ティリンコは循環呼吸を要するということで、循環呼吸の練習をして臨む。練習で循環呼吸のコツを掴んだタモリ、見事に長時間鳴らすことに成功した。 となるとあとは打楽器。ペルーのカホン、西アフリカのバラフォンが出てきた。カホンでは石塚とふかわが息の合ったところを見せ、バラフォンになると今度はタモリとふかわがいい演奏を披露した。ふかわも「バラエティだとうまく絡まないけどこういうの(音楽)だとね」と納得の様子。 打楽器については初心者でもとりあえず音が出るのでちょっと本格的にレッスンを受ける。扱うのはアラブ諸国のダラブカとインドのタブラ。それぞれ、もっとも覚えが悪いメンバーには罰ゲームがついてくる。レッスンになるとタレントだろうが容赦のない若林、「聞いてよ人の話」といったり「民族音楽に対してイロモノっぽく考えてる嫌いがない?」とすっかりタメ口。ロケの衣装にもダメ出しする始末。さて、ダラブカの罰ゲームは石塚で、ボンゴのスラップを実践。タブラはふかわが罰ゲーム。シタールの音階を1本の弦で演奏。最後の音で手が相当に痛くなるようで、ふかわはもちろんそれをみてやろうとしたタモリも痛がっていた。 最後は若林のタブラを中心にタモリのダラブカ、ふかわのエクタラ、石塚のクイーカでセッション大会。 楽器については多少かじったのでその面については客観的には見られないが、石塚・ふかわの虐げられキャラコンビの組み合わせはわりと良かった。タモリにも「意外と絡み合ってる」と言われるし、タモリに本気でダメ出しされたり「お前今朝ねずみ食ったろう」と言われたり、さんざんな扱いを受けるところもばっちりだし。石井のピンでなく石塚のピンというところも新鮮。前回のチズ・ビルで石塚としての出番がほとんどなかったことに対する配慮か? ただ若林が本気すぎ。バラエティだしそこまで言わんでも…と思うことしばしば。あまりテレビ向き(というかバラエティ向き)ではないと見た。あと、企画と直接関係ないけど、ここ数回気になるのがタレントの少なさ。さして金がかかるとも思われない企画でもタレントがかなり少なくなってきた印象。予算がいよいよ逼迫してきたのか? 楽器について。「知られざる」ってのはどうなのかな、というのが正直なところ。知らない楽器(クロンプット・ティリンコ・ダラブカ・エクタラ)も出てきたけど。ビリンバウ〜シタールって流れのときはあまりに有名な楽器の連発にどうなることかと思った。せっかくだからトーキングドラムとか出てきてくれると嬉しかった。まあ、誰しも自分が比較的得意な分野についての企画を見れば不満が出るだろうから仕方ないか。 空耳アワーの結果 「勝手に観光協会」の連載が終わってしまったらしい。
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