05年8月19日 夏の暑さをぶっ飛ばせ! 業務用冷房機器購入計画
ゲスト:石田靖、YOU、石井正則(進行)、金井賢、重森攻仁、織田佳一、石川晴隆、川田誠悦、吉永久雄
昨冬は寒い冬を乗り切るための暖房器具プレゼンがあったわけだが、今度は暑い夏を乗り切るための冷房器具プレゼン大会と相成った(しかしロケ日の気温はわずか24℃)。例によってタモリは端から買う意向はなし、というオチかと思いきや、今回は番組で購入する予定でのプレゼンだという。タモリに課せられた役目は、ネームヴァリューを活かして?値切ることらしい。今回は、倉庫をショールームに見立て、ふたつのショールームを行き来する流れ。単に機器の入れ替えの関係だろう。

最初の器具は鎌倉製作所のクール・エコファン。容量50リットルという水の気化熱を利用して涼風を送る。外気-8℃程度のそこそこ強い風が出てきてスイングも可能。ただし左右のスイングのみで、上下方向は手動で調節らしい。希望小売価格は\199,500と見た目の割には安め。担当の金井はなんと売り上げを上げたことがないらしく(実際は、彼は企画部で本職の営業が来られなかったため)、タモリが最初の客になるならと大幅値引きにも平気で応じる。結局\145,000まで下げて様子見ということになった。

次はトヨトミの工業扇FK-455。単なる業務用扇風機だった。首振り可能、3段階風量調節機能、羽根色はオレンジ色、等セールスポイントも苦しい。ただ、希望小売価格もお手頃の\7,980。そのうえ値引きにも余裕で応じて\5,000となった。

続いて三研のサンレックス加湿器RX-2。「暖房?」「小籠包ができそう」などと言われる見た目。構造は、受け皿の水を吸い上げてスリットに衝突させ、細かくなった粒をプロペラで飛ばすというもの。畜舎やキノコ栽培に使われるらしい。メインは加湿器で、細霧冷房もできるというものだが、YOUは「この湿度の高い時期に何を…」と不満げ。プロペラを外すこともできるが、そうすると霧が細かくなる代わりに上まで上がらなくなる。希望小売価格\113,400が\98,000になった。

さらにトラスコ中山のスポットエアコンが登場。オゾン破壊係数ゼロというクリーンさが売りで、また、従来よりも強力なファンで暖気を遠くに飛ばすことができる。体感温度は外気-8℃程度まで出せ、近年首振り機能もついたとのこと。希望小売価格は最初から意外とお手頃の\92,000で、\84,000になった。

見た瞬間に失笑が漏れたどでかファンSJF-600A-3はスイデンの製品。なぜかタモリが構造に興味を示すこの商品、風の到達距離が65mという強力さで、タモリの髪も乱れるほどだ。ただ、大きいだけあってお値段は\294,000とやや高めだが、\235,000まで抑えられた。

最後の商品はサンワ・エンタープライズのコルダー。圧縮空気を熱気と冷気に分離させて、冷気を発する機械。小型なので風はピンポイントもいいところ(実際、用途は半導体の冷却チェックであるよう)だが、入気温度-75℃くらいの空気が出せるという実力だ。本体\65,100、圧縮空気が\128,000(本体とセットかも)で、最後は値切りもせず。

結局何を買ったかといえば、分割でも買えないということでやはり買わないという結論だった。当然といえば当然か。代わりに、今年の夏を乗り切るアイテムとして団扇が支給された。最後は暖房のときと一緒で、全部一斉につけて終了。ちなみに、収録翌日は真夏日だったというオチがついた。


この手の企画も3回目(1回目は特殊車輛、2回目が暖房器具)となると、結論が決まっているだけにそこまでどのように持っていくかというだけになっていまひとつ。実際には冷房器具とは言えなさそうなものもあったし、値引きも実際には売らないからこそという印象で。もうこの手の企画はないかなあという感じがする。たまたまロケ日が涼しかったというのも災いしたけど、それにしたってYOUのテンションが変わる程度の効果しかないだろうし。いちばん良かったのが金井さん売り上げゼロ発言ではなあ…。

空耳アワーの結果

ミュージシャン 曲名 賞品
キンクスミスター・シューメーカーの娘手ぬぐい
シェリル・クロウさらばラス・ヴェガス手ぬぐい
アウト・ハッドディア・ミスター・ブッシュ・ゼア・アー・オーヴァー・ワン・ハンドレッド・フーズ・フォー・シット・アンド・オンリー・ワン・フォー・ミュージック・ファック・ユー・アウト・ハッド手ぬぐい

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