99年10月29日 | 江戸時代シリーズ第三弾 銚子のサンマを野田の醤油でしかも日本橋で食べたい!!(前編) 他企画内企画3編 | |||||||||
ゲスト:なぎら健壱、伊集院光、コアラ(アニマル梯団)、松田純、坂道コロコロ、柴田理恵 | ||||||||||
昔は銚子から海へ出ることなく江戸川などの水路を下って江戸城・日本橋まで物資を輸送していたという。ということは今が旬の銚子のサンマを川伝いに日本橋まで運んでそこで食べることは可能なはず、じゃあそれをやってみようという発案で始まる今回の企画。タモリによるところの「2年に1回くらい」であるという、「オレが面白いからやる」本人企画である。2年に1回くらいということは前回はこちとら会がそれにあたるのだろうか?企画案内で古地図を使っているところにそれが伺える。しかし江戸時代シリーズ第三弾というけれど、こちとら会のほかに何があっただろう?坂か?旅のお供はなぎら・伊集院・松田。松田は「今回のお姫様役」なる役割で参加。スタート地点は銚子と日本橋のおよそ中間点になる千葉県は野田。野田は醤油の名産地、ここで醤油を仕入れて水路でいざ日本橋、である。じゃあ銚子のサンマは?となるが、それは別働隊のコアラが早朝から銚子に走り手に入れているのだ。彼はそこから江戸時代のサンマ運搬経路を忠実に再現すべく、水路野田まで向かいタモリらに合流、サンマを渡す。しかしそれも束の間、ボートの定員の関係でコアラだけカメラ片手に陸路を進むはめに。以降本隊の合間にコアラの映像が挿入される。ただ、彼は今回の企画に不可欠なものを手に入れる任務を負っていて、その点ではなかなか重要だ。本隊は基本的にはモーターボートで川を下るだけなので退屈、そこで「お土産に最適! かわり醤油争奪 利き醤油大会!!」が松田の司会で催される。タイトルそのままの企画で利き醤油をして当てた者にはその醤油が与えられる。この利き醤油のせいで一行は喉が渇いてしまい、坂道コロコロが売るパックのお茶を買うことに。なぜか金を払ってもらったボールを籠に入れた分だけお茶が手に入るというシステムである。この後伊集院が尿意を催しやむなく一時停泊、そこにはお姫様役を虎視眈々と狙う柴田がいた。松田と柴田、真のお姫様を決定すべく「お姫様の座争奪! 腕ずもう対決」である。これには戦前の雰囲気に反して松田が勝利。しかしこれに納得のいかない柴田が2回戦を申し込み「お姫様の座争奪! 第2回戦ロシアン・ルーレット対決」が展開される。「座敷牢に入ってろ」というタモリの厳しいツッコミにめげずに果敢に挑む柴田だが自身のミスもあってまたも敗戦。それでも旅についていきたいらしく駄々をこねる。今週はここまでで次週に続くとのこと。今回はやけにゆっくりとした展開で次の週に持ち越される不安があったがお姫様争奪戦の途中に空耳が入ったことで不安が確信に。もっともタモリがかなり乗り気なのだろう、ゆっくりと言うよりは丁寧に作っていると言ったほうが正確か。対照的になぎらと伊集院の序盤のやる気のないこと。タモリもOPで自分の企画を「一般的な受けは芳しくない」と称してはいるけどかなりだるそう。ただ、そんな中でなぎらが、タモリの趣旨説明の際の熱弁に対して投げやりに発した「昔はね」というのが密かなツボ。松田が妙にやる気なのもなんか滑稽。まあ、ドキュメンタリーとしては楽しめるかも。
空耳アワーの結果 旅の一行と共に見る、タモリ曰く「空耳アワー始まって以来のお客さまを」迎えた回だがゲストを迎えたのは今までにも、レビューを書き始めてからでも何度もある。ただ「こんなに大勢でやったことない」というのはまんざら外れてもいないような。また、めったに見ることのないタモリの頭頂部が見られる。けっこう薄い。やはり疑惑はシロなんじゃ?
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