08年5月16日 地味すぎて伝わらない趣味シリーズ「苔」
ゲスト:アンガールズ、ほんこん(進行)、五月女ケイ子、手塚直人(先生)、上野健
アンガールズ田中は隠れた?趣味として苔を栽培しているらしい(山根の趣味もナマズと地味目)。ただ、わからないことがあっても誰にも相談できずほとほと困っていたとのこと、そこでこの番組の出番だ。苔について詳しくなりたい、という田中の希望に応えるべく、38回目出演(テロップが出てきた)のほんこんがエスコート。苔の世界を掘り下げていく。

そもそも田中が苔に興味を持ったのは1年半ほど前のロケの宿泊先で。宿の苔に食いついたら鉢をもらえたのだという。以来独学でさまざま育てているとのことで、愛苔を見せてもらうことに。ただ、あまり綺麗ではないのでギャラリーの反応はいまひとつ、しかも田中ですら種類がわかっていない(図鑑と見比べても全然違う)ようだ。育て方ももちろん独学で、ずっと室内に置いておくとよくない、たまにベランダで陽の光を与えて、などということが一部枯らしながらも経験的にわかってきたらしい。

と、ここから先生の手塚を交えて、田中の悩みを具体的に聞いていく。まずはコケ栽培の専門知識を学びたい、というもの。エアコンをつけていいのかどうかもわからないらしい。エアコンをつけて枯れたというからエアコンが原因だろ、とは周囲のツッコミ。手塚もそのへんの意見は一致した。田中はインターネットも駆使しているようだが、実際のところ水をやって放っておけばいい、というくらいしか書いてないのだと。それに対して、手塚もOA上でははっきりしたことは言っていなかったが、理想は自然の状態で育てることだとのこと。それよりも田中の苔の判別に話題が移り、手塚の見立てでタチゴケだけは判明した。

引き続き、手塚の店の売れ筋の苔を見せてもらう。造園苔の定番であるスギゴケ(タモリ邸にもある)、アクアリウムなどに使われるヒノキゴケ、育てるのに十年単位の根気が必要な山苔ことアラハシラガゴケ、苔玉に使われるハイゴケ、屋上緑化に使われるスナゴケを見る。田中の苔と違って綺麗に育っているので、ここまで反応が薄かった一同も一斉に食いついてきた。さらに、苔の鉢植えにも挑戦。土は必要なく、保水性保持のための木の皮を入れ、苔も入れていくというイメージでよいとのこと。基本的な作業は置くか差し込むかのみ。各人がそれぞれ異なる種類の苔を鉢に植えた。

田中には悩みがもう一つあるそうで、それはわかりあえるコケ友達が欲しい(そもそも田中が苔についてわかってないとのツッコミもあり)ということ。そこで番組が紹介するのが苔を専門としており、特に北極の苔を研究する上野だ。そんな上野と田中にフリートークタイムが与えられた。話題は好きな苔のことが中心で、しっかりオチもついた。また、手塚のときと似たような感じで、苔を見るコーナーもあり、上野秘蔵のマルダイゴケの標本を見せてもらう。糞の匂いがしてハエなどを呼び寄せるものらしい。

最後は上野に田中の苔を判別してもらう(タチゴケのほかにハリガネゴケの仲間、センボンゴケの仲間、カガミゴケ)とともに、携帯電話の番号を交換して終わり。苔友達ができて田中も喜んでいた。


ちょうど少し前にETV「美の壺」の苔の回を見ていたので、なかなか面白く見た。アンガールズのヌルくグダグダな感じもこの番組に合っていていい。自分が苔栽培のパイオニアであるかのような語り口になっているにもかかわらず、実際のところ何も知らないという田中はよかった。そこへ絡んでくるのがすっかり安定株になったほんこんと五月女なら、そんなに外れるものでもない。昔からそうだが、五月女がおべんちゃらなしで思ったことを素直に言う(それが相手に突き刺さる)のは本当にいい。女性ゲストがかなり限られている気はするが、まだまだ重宝されそう。上野の登場時にタモリが「前にお世話になったんですよ」と言っていたが、極地研の回の時は上野は出ていなかったような…。オンエアでカットになったのか、あるいは組織に対して言っていたのだろうか?

空耳アワーの結果

安斎、実は苔が好きらしい。庭先で20年育てているとか。1本目には瀬尾幸子が登場。

ミュージシャン 曲名 賞品
エリック・クラプトンチェンジ・ザ・ワールド手ぬぐい
セルジオ・メンデスファンキー・バイーア手ぬぐい
ロストプロフェッツスティル・ラフィング手ぬぐい

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