08年5月9日 脱ロケ弁屋宣言! 安くて美味い! 地元弁当コンペ 大田区編
ゲスト:乾貴美子(進行)、劇団ひとり、六角精児、FUJIWARA、樫木恵子、安部千恵子、塚原桂子、大島弘子
オールロケのこの番組であるからして、ロケ弁はつきもの。ロケ弁というと、量はもちろんのこと、値段も重要だ。いま番組では700円程度のロケ弁を出しているようだが、これをもっと抑えたいとのこと。そこで今回は大田区(港区を除いてもっともロケの回数が多い)の弁当屋に予算500円でロケ弁を作ってもらおう、という企画。タモリをはじめとするタレント勢が審査員となる。なお、「脱ロケ弁屋」とは、放送業界が普段使う弁当屋、仕出し屋から脱するということ。

ボリューム、肉、新鮮な魚、濃い味付けという勝手なスタッフの要望に応えるべくまず出てきたのは蒲田Uランチの幕の内弁当。焼鮭・唐揚げ・照り焼きチキンの肉・魚はもちろん煮物も入った豪華さに思わず一同から声があがる。そんな中、六角はなんとかうまいことを言おうとするが、総じて不評。続いて米が自慢の西糀谷の千葉米店から、お好み弁当。唐揚げや大きなエビフライもついてくるのも良いが、とにかく自慢は米。コシヒカリと赤飯の2種の盛り合わせで、大盛りも無料という豪華さ。

東蒲田のしんきからはロールステーキ弁当。元が肉屋という強みを活かし、国産和牛のロールステーキをメインにしつつ、ごま和えや煮物、エビフライもつけた豪華版。これも好評であるうえ、店を代表してやってきた塚原のキャラもよく、一層場を盛り上げた。最後は大森西の嫁すし。寿司屋だけあって他3店とは毛色の違う、三色海鮮丼だ。サーモン、漬けまぐろ、イカ細切りを惜しみなく乗せてきた。味もさることながら、店代表の大島も塚原に負けず劣らず立ったキャラで、弁当そっちのけでそのキャラで盛り上がっていた。

以上で出揃ったわけだが、500円でここまで豪華なら250円でもそこそこのものができるのでは、というプロデューサーの発想から、今回出演の4店に250円でも弁当を作ってもらうことに。Uランチの弁当は焼鮭がなくなったものの、箱は小さくならず、予想されたほど見た目のボリュームは落ちなかった。一方千葉米店は基本的に無理ということでご飯と唐揚げのみ。勝負をハナから放棄した感じだ。しんきは同じ弁当では無理でもロールステーキを活かすということでビビンバネギチャーシュー丼にモデルチェンジ。これにより野菜をうまく採り入れることとなった。嫁すしはサーモンも鮪も落としてイカ丼に。千葉米店以外はそれぞれに工夫がみられる結果だった。

最後は多数決で、大田区でロケをするときに永久に弁当を受注できる店を決めようとしたが、いずれも甲乙つけがたく、結局予想された結末ながら、とくには決めない、ローテーションで、ということになった。


ロケ弁の予算を抑えたい、となるとやはり懐かしの「ロケ弁1/10化計画」ではなかろうか。真っ先にそれが頭に浮かんでしまったもので、今頃そういう話を蒸し返してきたような印象を受けてしまってややマイナス。もっとも、残り物を使っていた前回とは比べものにならない豪華さではあり、近所にああいう弁当屋ができたら食いたい。乾ちゃんのてきぱきした進行は健在で、伏せ紙をめくらないといった天然ボケを織り交ぜつつ、最後の「PRしていただきましょうか…いらない」(うまく文字化できない)まで素晴らしい。番組の宝。真面目にコメントしても空回りする六角や意図的にボケ倒すタモリにフジモンやひとりが突っ込むような構図がたびたび見られたが、よく考えたら原西の出番がほとんどなかったな…。彼ももう少しボケていいように感じた。

空耳アワーの結果

秋に開演予定のNASの公演、スポンサーがつかずお釈迦になったらしい。3本目はクリス・ペプラーからの投稿。

ミュージシャン 曲名 賞品
オリビア・ニュートン・ジョンフィジカル手ぬぐい
ベン・E・キングスタンド・バイ・ミー手ぬぐい
トゥオモドント・テイク・イット・トゥー・ハード耳かき

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