07年12月14日 | オーディオマニア! タモリ・コブクロのダイナミックショッピング!! | |||||||||
ゲスト:コブクロ、堀部圭亮(進行)、清水芳男、赤塚昭虎、島健吾、佐藤泰地、東登、川又利明(以上出演)、田中雄一(VTRのみ出演) | ||||||||||
ハイエンドオーディオの聖地、ダイナミックオーディオ5555。コブクロもタモリもよく来るようだが、ここは上のフロアに移動するにつれお値段もマニア度も上がる場所。今回はこのビルを最上階までくまなく回り、お買い物もする(黒田はフォノイコライザーを求めに来たそうで)。 1Fはヘッドフォンをはじめとするオーディオアクセサリーを扱う。小渕お目当てのコンデンサヘッドフォンもある。ドライバーユニットとセットのモデルを試聴するが、タモリやコブクロが背面の抜けに感心しているのに対して、堀部は全く理解できないようす。本体とドライバーユニットが別になっているもの(あわせて35万)はさらにいい具合だったようだ。2Fはテレビなども扱う、ホームシアター構築のためのフロアだが、ここはスルー。3Fは舶来もののミドルクラスを中心にしたフロア。担当の赤塚が厳選した合計400万円のセットで試聴してみる。AmpzillaやJBLのスピーカー、CD回転音がしないEMTのプレイヤーを使ったセットに一同感心していた。黒田などはオーディオ好きが高じて、CDプレイヤーの回転音のみならずエスカレーターや蛍光灯の音も耳に入ってきているらしく、堀部に「あと一歩で病気」と突っ込まれていた。 4Fからはさらにハイエンドなマシンが並ぶフロアで黒田も行きつけだという。その縁なのか、試聴室には黒田の自宅のオーディオシステムが再現されていた。見る人が見ればわかる機器の数々は、すべてレコーディング時の音をそのまま自宅で再現してチェックしたいという思いから揃えたようだ。試聴室の天井にはオブジェのようなものがあり、これも擬似的に天井を高く感じさせるようなものだという。そしてここでは黒田希望のフォノイコライザーを4種類用意し、持参の音源をもって聴き比べる。黒田が持っているのは8万円台の製品らしいが、聴き比べは徐々に値段がアップし、最後は150万円近くするものまで。基本的には高いほど好感触になっていたが、それでもそれぞれにああでもない、こうでもない、という思いがあるようで、決まらぬまま次のフロアへ。 5Fは数多くの商品が並び、静かな環境でとっかえひっかえ聴き比べができるが、ここまで視聴者を置き去りにしてきた関係か、ミニクイズコーナー「ハイエンドオーディオ コレ何ですか?」を開催。その名のとおり、出てきたものが何なのかを当てるもので、260万円のスピーカーケーブルやマスタークロックジェネレーター(システムの時計合わせ)、アイソレーショントランス(家庭用の電流をきれいなオーディオ用に変換して供給)が出てきた。 6Fには小渕が行きつけの試聴室がある。4Fに続いて、今度は小渕のシステムを再現した。声の再現に重点を置いたシステムのようで、タモリもそこに感心。小渕は佐藤に自宅のシステムを組んでもらったらしいが、ばっちりセッティングしてもらったわりに、LとRが反対になっていた、というちょっとしたこぼれ話も披露された。また、6Fにはもうひとつ試聴室があり、ここではさらなるハイエンドシステムが組まれており、2007年のオーディオ界を席巻したJBLの通称エベレストの威力を体感した。 7Fはコブクロの二人も「(担当の)川又さんを初めて見た」というくらいめったなことでは足を踏み入れないハイエンドオーディオの総本山。世界的に珍しいハイエンドマシンがずらりで堀部以外の3人は大興奮。最後は1,800万円のシステムでレコードをかけ、ペア115万円のスピーカーから音を出すという贅を極めた構成で、黒田など一聴して腰を抜かすほど。そのまま番組は終了したが、その後3時間以上も試聴大会やマニア談義が繰り広げられたとのことだ。 ダイナミックショッピング、なんて言っちゃうとすぐ長岡鉄男のダイナミックテストを連想してしまうわけだが、きっとダイナミックオーディオから来ているだけよね。この反射はなんとかしないといけない。結局何も買わずにマニア談義に明け暮れた印象だが、まあよしとするか。コブクロは番組的にどう考えても場違いなので、かえって出オチのような感じになっていて面白い。黒田も小渕もシステムを見る限り相当あちらの方向に行っているようで、特に黒田はコンセントの回をチェックしたなんてカミングアウトして、オンエアでも変態性をいかんなく発揮していたが、これはイメージ的に大丈夫なのだろうか? 初回オンエアは年末の賞レースに向けて特番に出まくっていた時期、こちらでの放送は既に権威が失墜しているとはいえレコ大受賞後、変態性が露になる方向性は個人的には大好きではあるけど、他人事ながらちょっと心配になる。オーディオそのものについては、もう全く手の届かないレベルで、音の違いも正直わからない、その場に行きたい、伝わりづらいのがもどかしい(ただ、コンセントの回よりはまだ違いが出ていたか?)が、こんな世界もあるのだなあと思えればそれでいいのかも。 空耳アワーの結果
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