07年11月30日 祝!地下鉄開通80周年 メトロに乗って綾瀬検車区に行こう!!
ゲスト:原田芳雄、松尾貴史(進行)、土屋礼央、南田裕介、原田喧太、田中要次、東出有輝(案内)、豊岡真澄、ダーリンハニー
ことしは番組内では鉄道企画が充実していたが、今回はその中でも一、二を争う特大スケールの企画。余計なゲストのカットインも排除して、のっけから臨戦態勢で何をするかといえば、東京メトロの全面バックアップの下、タモリ倶楽部専用の臨時列車を走らせるというものだ。それだけでも大がかりなのに、王子検車区を出て南北線、有楽町線、千代田線を乗り換えなし(連絡線を使用)で縦断、綾瀬検車区に入ったら綾瀬を見学という通常ありえないコースだけに、タモリも番組開始時からかなり興奮ぎみ。

メトロに乗るべく王子検車区を進むと東出がお出迎え。マネージャー時代に番組に出演していただけあってすんなり溶け込み、専用車両の南北線9000系(ヘッドマーク付き)へ。その姿が見えただけで興奮する一同、さっそく即席撮影会のスタート。既にテンションは最高潮、扉が開いただけで拍手喝采だ。東出お手製の今回の旅のしおりで行程を確認し、いよいよ出庫。

動き出したとたん、一同かぶりつく。保線用のモーターカーを見て歓声、停止して本線を列車が通過すると歓声、ポイント切り替えで歓声、駅に止まらず通過するだけで歓声、複線シールドトンネル内を車両がすれ違うと歓声、通過の様子を撮るため駅で待機しているスタッフを見つけて歓声と、鉄道ファンというよりJR保線マン出身という経緯で今回のメンバーになっていた田中はその様子に少々驚いているようだ。駒込を通過してレールに継ぎ目がない路線に入り、なお快調に飛ばすタモリ倶楽部号。S字カーブの連続を越えると南北線最大の下り坂、息つく間もなく南北線最大のカーブをクリアして市ヶ谷で一旦停止。扉は開かなかったものの、東出の同期の見送りを受けて再出発。

市ヶ谷を出るといよいよ連絡線で有楽町線へ入る。本線を離れ、スイッチバックを繰り返して有楽町線の市ヶ谷駅へ出る格好。連絡線に入るのはもちろん初めてなのだろう、入るだけで「あーこりゃいい」と感嘆の声が次々あがる。ポケットに入るとスイッチバックのため運転士が最後尾車両へ移動。一行も当然それについて移動だ。有楽町線をまたぐ直前には有楽町線の市ヶ谷駅も見え、それだけでも悶える一行。そうするうちに2度目のスイッチバックになったため再移動。有楽町線本線へ入る。乗務員交代を経て、本線を突き進む。

有楽町線に入るとすぐにダイナミックな上り坂、そして二層構造の麹町駅と見どころ連発。次の桜田門駅でまたスイッチバック、千代田線へ移動するのだが、ここで豊岡とダーリンハニーが合流。連絡線は桜田門駅から外務省上の交差点の直下あたりを経由して霞ヶ関駅まで弧を描くように進む。ほとんどUターンに近い、かなり大きなRを描いて霞ヶ関駅へ。

千代田線に入って二重橋前駅を通過。そのホームにあったのは、「後編へ続く」のボード。今回はここで終了、当然ながら来週へ続くとのこと。


鉄道ネタも食傷気味ではあるが、ここまでスケールが大きくなると面白い。岸田繁がいないほかはほぼ電車クラブのオールスターだし。不勉強で連絡線の存在は知らなかったが、「乗り換えなしで他の路線へ」というのは夢のようで興味深く見た。このシリーズではメンバーは基本はしゃぐだけなので、常識人がいかに引き締めるかということになってくると思うが、今回は東出が冷静にツボを心得た解説をしていたおかげでバランスが取れていたように思う。さすが好きなものを仕事に選んだだけあるな。そしてこれだけメトロの全面協力が得られたのも彼がいたから、なのだろうか? 原田喧は「うっはっはっは たまんないっすねぇこれ」くらいしか喋ってないが、電車自体は好きそうなのでまあいいか。あと、毎回同じようなメンバー構成で見ていると、たとえば土屋は知識をできるだけためこみたいタイプかなあとか、各人の個性が見えてくるようで楽しい。ここまでスケールが大きくなると南田の出番がほとんどなくなるというのも面白い。

空耳アワーの結果

安斎、12月22日にチョコベビーズのライブをするらしい。

ミュージシャン 曲名 賞品
ニュー・ファウンド・グローリーウィスキー・ローズ手ぬぐい
サム・クック誰かがあわれみを手ぬぐい
ジョアン・ジルベルト夜明けのベランダ耳かき

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