07年6月15日 | いつもお世話になっている権之助坂を徹底調査する!! | ||||||||||||
ゲスト:伊集院光、アリtoキリギリス、やくみつる、瀬戸島政博、丸山智康、三明孝宏 | |||||||||||||
目黒はその地形から坂が多いことで知られるが、中でも代表的なのが権之助坂。今回は界隈に事務所を構えるホリプロ組が権之助坂調査隊を結成し、この坂について様々な視点から勉強する。 早速、権之助坂沿いに店を構える人々へのインタビュー映像が流れる。彼らと権之助坂との関わりをテーマに、ということで坂好きのタモリは早速食いついてくるが、インタビューの内容はといえば「坂の上り下りは辛くないか」という質問には「たいしたことない」との回答、「由来を知っているか」という質問には「全く知らない」との回答、「ダメだこりゃ」と無関心さに少々失望した模様だ。 そこで、その由来についてアリキリがプレゼン。権之助坂を語る上でなくてはならないのが行人坂。もともとは非常に急な行人坂しかなく、人や馬が転げ落ちる事故が頻発していたという。そんな状態を見た中目黒の名主、菅沼権之助が行人坂より広くなだらかな新しい坂を作ったのが始まり。のちに権之助は幕府に許可を取っていなかった咎で死罪になったが、彼の功績を讃えて地域の人々は坂を権之助坂と呼ぶようになった、という話。石井が模型などを使って歴史的背景を、石塚が紙芝居を使って実際の経緯を話すが、久々出演の石塚の喋りはグダグダで、ナレーションに引き取られていた。なお、タモリによれば、坂の歴史的背景はさらに複雑で、前々から陳情はあったものの、緩い坂を作ると防衛上の不備が出るので許可が出せなかった、そこへ権之助は死罪を覚悟して坂を作った、ということがあるよう。 続いて、いまの権之助坂はどうなっているのか実際に調査しに出ようということに。超専門誌の回でも測量について教えてもらった瀬戸島から最新の測量技術を学ぶのだが、これが航空レーザ測量といって飛行物からレーザーを飛ばす手法だけに番組でできるはずがなく、外に出て地道に足で測る。といってもやはり超専門誌の回に出てきたトータルステーションを使って測量する(測量担当の三明も前回と同じ)。反射鏡に光を当てて測量するため、測量先に反射鏡を設置する役目が必要なのだが、そうなると当然石塚がやるわけで。そんな感じで、行人坂や権之助坂脇の坂、予め決めていた測量ポイントに向かうまでに出てきた急坂、権之助坂脇の急階段といった権之助坂周辺の坂を測っていった。最後のポイントで坂をまじまじと見ていた一行は、権之助坂はもとは崖に沿って徐々に上る坂で、彼の遺志を継いだ人々が駅前周辺からの坂を作ったのでは、という仮説を立てていた。 最後は測量成果を基にした周辺のデジタル画像を見る。仮説が裏付けられる地形がはっきり表れていた。そこへ石塚が「重要な情報」と称して先ほどの仮説を自信満々に説くが、それは測量中に石塚が反射鏡を持っている間に既にメンバーの中では語られていたことであり、一人取り残された感の石塚であった。 権之助坂は何度か意識せずに歩いていたようで、多少懐かしく思いながら見た。しかもついに一緒にしごとしたことのある会社の人が出てきたー! 石塚が2年ぶりの出演ということだが、久しぶりでも彼が出てくればいじられキャラは彼一人のもの。持って行きっぱなしだった。「持ってないほうに持っている」と言わしめる運のなさはもう天性のもので、何もしてないのになぜか面白いということに。中目黒を噛んでナカメグラと言っただけでそれが一同に波及するなど、見せ場たっぷりの出演だった。ただ、企画自体は途中でがらっと内容が変わってしまい、ややボケた感がなきにしもあらず。結局肝心の権之助坂そのものは測ってないし、測量だけで押し切っても良かった感じ。他、紙芝居の最後の絵がやたら手抜きという、細部まで凝る番組らしくない面も。 空耳アワーの結果
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