06年11月10日 人と人とのつながりを考えよう 第一回 −体位−
ゲスト:浅草キッド(博士が進行)、鴻上尚史、山本規雄、タイツマン
寒くなって温かいものが欲しい季節。温かいものといえば食べ物と思いきや、この番組的にはふれあい、ぬくもりなんだそうだ。そうしたものが希薄になっているこの世の中、今回は人と人とのつながりについて考える。といっても精神的なものではなく、体位についてなんだけど。しかも考えると言いつつ、世界のさまざまな体位をクイズ形式で見ていくだけなんだけど。

問題は、異国での体位の呼び名が何を表しているのか、というもので、タモリ・鴻上・玉袋が人形を使って予想する。出た問題は「宣教師の体位」(こたえは正常位)、「牝のグレーハウンド犬」(後背位)、「怠け者の体位」(側位)、「城壁のナポレオン」(後背立位)、「穴のあいたカゴ」(男性が寝ながら自分の腕力でカゴに乗った女性を上下させる)、「スワンダイヴ」(女性がノルマンディー風の婚礼箪笥の上に登り、喜びの叫びをあげてベッドの上の男性にダイヴ、ノーバウンドで合体)、「ベルトコンベア」(床にえんどう豆を敷き詰め、その上を手押し車スタイルで動く)、「箍」(男性が反り返って箍のように身体で輪を作り、女性が立ってつながる)。

序盤は問題がオーソドックスだったこともあって、鴻上が当たったりタモリが当たったりしていたが、アクロバティックになってくるとほとんど当たらず、実際にあったかどうかも疑わしいものばかりだった。「城壁のナポレオン」の体勢でアナルセックスになると「ナポレオンのモスクワ入城」(モスクワ入城が果たされなかったことになぞらえて、間違いだということを表現)になるという豆知識も紹介された。豆知識といえば、正常位、後背位、側位、シックスナインを表すフランス語も紹介された。

最後は山本が自分の訳書を地元の図書館に寄贈しているのだが「体位の文化史」と「オルガスムの歴史」だけは受け取ってもらえない、という綺麗な話で締め。


セックスの体位の話ではあるが、途中から荒唐無稽な体位ばかりになるせいか、妙にアカデミックな感じで良かった。「下ネタ文化人」と呼ばれ始めた鴻上はいまいち存在感はなかったが、玉袋は相変わらず突っ込みを入れづらいボケを連発。タモリも最近は彼に対してはまともなツッコミを入れず、無言で見るというツッコミが多くなっているような気がする。ニュースタンダードか。市川海老蔵っぽいと言われていた山本は過激発言が多くしかもなんだか挙動不審、「二度と呼べない」などと言われていたけど、逆に非常に番組向きのキャラクターではないかと思う。まあ二度目はないんだろうけど。類似企画でインスタントジョンソンが使い捨て気味にやらされていたタイツマンの正体は今回は明かされず。ADなんだろう。ビギンか、ビギンなのか。

空耳アワーの結果

安斎、肋骨にヒビ。

ミュージシャン 曲名 賞品
ザ・ホワイト・ストライプスマイ・ドアベル手ぬぐい
ブラック・サバスパラノイド手ぬぐい
ユッスー・ンドゥールシネバル手ぬぐい

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