06年10月13日 | 自家用バスオーナーが集結! 新マイバス・マイヒーロー | ||||||||||||
ゲスト:劇団ひとり、YOU、おぎやはぎ(矢作が進行)、渋谷裕史、渋谷眞規子、荒井圭介、石田岳士、能城誠司 | |||||||||||||
東京都内の公共交通機関というと真っ先に浮かぶのは電車だが、バスも意外と多く、ダイヤはそこそこしっかりしているし路線も網の目のように張り巡らされている。今回は、そうした路線バスに魅せられて実際に所有までしてしまったバスマニアの愛車を拝見、乗ってみたりする。 早速やってきたのが、渋谷夫妻が乗ってきたボンネットバス、いすゞBXD30(1965)。さすがに昔風の外装で、フラップ型の方向指示器がついている。なんでも古い車が好きで、古バスの写真集を見ていた際に個人でも持てることを知り、中古バスショップで購入に至ったのだとか。実際に乗ってみると、乗り心地、デコンプのついた運転席、両替機など、物置になっていたものから全ての設備を整えたわりに外観のイメージを壊さない雰囲気になっていた模様。奥さんは付き合いだと言いつつもなぜかガイドのコスプレで車内放送をこなすなどノリノリだった。 続いて来たのはバス会社に勤める荒井が乗ってきた日産ディーゼルU20H(1978)。沖縄で使われている車両で、いまも1台だけ現役で走っているという代物だ。乗り心地はさすがにBXD30より今風のよう。ただし、せっかく持っているのにナンバーをつけずに私有地に置いているため乗る機会が少ないらしい。また、荒井は路線バスのフロントで行き先を示す方向幕コレクターで、その数は100本にものぼるという。 途中では番組を見て中古バスが欲しくなった人のために物件情報も流れた。元東洋バスの三菱自動車工業U-MP218N(1994)が70万円、元川崎鶴見臨港バスの日野自動車工業U-HT2MLA(1994)が80万円、元立川バスの三菱自動車工業U-MP218M(1991)が30万円と、意外とお値打ち…。 さて、次のマニアは趣向を変えてバスではなく、降車ボタンのコレクター、石田。その数は200を超え、日本の降車ボタンは9割方持っているという。ずらっと並べていろいろボタンを押せるような装置を作っているうえ、数多の降車ボタンをきっちり分類している徹底ぶりだ。群馬で使われていたという紐式の装置を見せてもらったりハングルの降車ボタンを見せてもらったりした。また、昭和30〜40年代のボタンのメーカー・型式に関する情報提供依頼も。 最後は中古ではなく新車でバスを買ったという能城の富士重工17B(1996)。ディーラーに行ってカタログをもらい、そこから買ったというまさしく新車の買い方だ。ただし、外装から内装まですっかりがらんどうで、全てのデザインを能城が行ったのだそう。それはサッシの色、窓の色味にまで及ぶのだという。まあ今回のバスで3台目、自家用車も中古のタクシーということなのでマニア度も高い感じ。新車なので中は涼しい、音は静か、乗り心地もよいという素晴らしいもの。そんなクルマをなりゆきで小木が運転することになった。矢作がかぶっていた運転手風の帽子を借りていっぱしの運転手気取り、最初は不安がられもしたが右折もこなすくらいスムーズで、「公道出よう、ちょっと(活動)自粛すれば済むから」と矢作から言われるほどの気持ちよさだったようだ。 オープニングが珍しく「毎度おなじみ流浪の番組です」というものだった。暑くて朦朧としたのか。その気温はぶどう狩りと同じ温度(ついでにいうとぶどう狩りが午前中)だったので、たぶん同じ日の収録なのだろう。さて、バスを所有するというのはなかなか考えが及ばないところであるが、見た印象よりはお値打ちとも言えそうで、場所さえ確保できればこういうのも楽しいかも、と思ってしまった。降車ボタン集めなんて楽しいだろうなあ。キャリア的には大先輩のYOUに向かって「興味がないなら帰ってもいい」とばっさり言える矢作はなかなかいい。「そんなにあるほうではないですけど」と正直に言ってしまうYOUもやっぱりいい。「古い船乗りみたい」とほめてるのかけなしてるのかわからないコメントもさすがだ。素人出演者では渋谷夫妻の息がぴったりで慣れてる?って感じがあった。 空耳アワーの結果 ずいぶん前から言っていたような気がするが、以前番組を通してタイル貼りを依頼していた安斎家のバスルームが完成したらしい。また、遅れていた仕事を片付けた際、最後の詫び状の件で「うちには届かない」と言ってる人がいるとのこと。
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