06年4月14日 | 月刊現代農業と土に生きる | ||||||||||||
ゲスト:ガダルカナル・タカ(進行)、山崎樹範、次長課長、豊島至(解説)、中村義明 | |||||||||||||
発行部数20万部を誇る農家のバイブル、月刊現代農業。農家の暮らしの知恵が詰まったこの雑誌、現在8人で編集を行っているらしい。これが実は農家以外でも楽しめる農業エンターテインメント雑誌だったということで、今回は現代農業の記事を中心に、農業の動向を探る。ちなみに、月刊現代農業のあゆみとしては、大正11年に農政研究の名で創刊後、昭和21年農村文化名義で復刊、昭和35年に現在の名前になった。平成9年に全面カラー化。現代の流れである小力農法(高齢化等に対応した、小さな力でできる農法)を推進している。 まずは特集記事を拝見。「ザ・農具列伝」は、その名から察せられるとおり、アイデア農具が数多く登場。労力軽減スコップ、ナバナ摘み用爪、野口式二段ハサミ、いいとこどりが出てきた。スコップは腰を曲げる必要がなくなる、ナバナ用爪は鋏を奥まで入れる必要がなく、片手で収穫できる、ハサミも片手で収穫ができる、いいとこどりはとうもろこし用カッターという特徴がある。爪は初めて使う中村も絶賛していた。また、ハサミは見事片手収穫に成功して調子に乗って次も、と思ったら落としてしまう(刃先で切らず根元で切ったことが原因)というハプニングも。 娯楽的な記事の紹介としては、稲穂で作る携帯電話ストラップの記事が出てきたが、案外さらっと流され、引き続いて月刊現代農業おすすめの新品種を味わってゆく。出てきたのは大根のくろながくん、ミニ白菜の娃々菜、ミニ胡瓜のミニQ、黄色いトマト。「油で揚げると美味しいらしい」と言いながらも生でしか出していない豊島、全体的に失態の連続だ。 最後はみんなで種まき。白茄子、UFOズッキーニ、長緑(緑色の茄子)の種を蒔くのだが、せっかくなので新しい工具で、と狐鍬、馬鍬を持ち出して畑を耕すところから。一方中村は四本鍬で耕す。タモリが鍬を振り回すふりでギャラリーを驚かせたり、対抗して河本もタモリを驚かせたり、なんだか和やかに土地を耕してゆくが、肝心の種は通常は直播ではなく苗から、ということで一同お手上げ。 なお、現代農業の最新号は復刊60年記念号だそうで、60ページ増の拡大版。それでいて価格はそのままらしい。 農業企画は初めてというのが少々意外だが、言われてみればそうかもしれない。ゲスト含め、みんな衣装が似合いすぎ。専門的な企画のわりにはヌルい流れになったが、次長課長も山崎もすっかり番組の空気に慣れた感じで、リラックスした雰囲気で和やかに進んだ。その中で、あまりに触れるネタについて把握していない豊島。ぼんやりした感じで、しまいにはタカにはたかれる始末。そんな目に遭う素人は初めてのように思うが、それだけ抜けた部分が多かった。それも味ではあるけれど。いっぽう現場代表として出てきたロケ地の畑の所有者・中村は的を射たコメントを連発。一同の称賛を浴びていた。そしてタモリは「農業でいちばん辛いのは腰だから!」と、いつものニセ経験者ぶり(実際腰は辛いだろうけど)を発揮。満足していた様子ではあるので、また農業企画がめぐってくることもあるかも。 空耳アワーの結果 安斎、風呂場のタイル貼りをタイルの回に出演した園田にやってもらったらしい。業界でも反響があったようだ。
|