05年8月12日 | 下を向いて歩こう!? マンホール(人孔)鑑賞会 | ||||||||||||
ゲスト:眞鍋かをり、渡辺祐(進行)、山田太一、垣下嘉徳(解説) | |||||||||||||
渡辺と山田とが、マンホール研究会(会長は垣下)なるものを結成してマンホール研究に乗り出した。これに便乗して、今回はマンホールのディープな世界に迫る。 まずはロケ地周辺でマンホールを観察。東京でもっとも一般的な東京市型マンホールや無地型マンホール、親子蓋マンホールを見た。また、下水道には雨水用と汚水用があること、マンホールが丸いのは中に蓋が落ちないようにするためなどの基本事項も学んだ。室内に移動して、設置前の横浜市マンホールを見るが、熱を入れて語る山田、興味深そうに見るタモリとは対照的に眞鍋がドン引き。 というところで普通のマンホールは措いて、垣下の撮影した数々の写真を鑑賞。まずは復習というわけでもないだろうが、再度東京市型。続いて世界的によく使われる名古屋市型。東京市型にしても名古屋市型にしても穴が多く開いているが、これは豪雨時のエアーハンマーを防ぐため。続いて幾何学模様型、無地型と見て、基本形をひととおりさらった。次に基本形のバリエーションとして路面の敷石を一部取り込んだ東京市型、マークが違う名古屋型、模様が変わった幾何学模様型、ちょっとおしゃれな無地型を見る。企画を通して何度か「下水」などの文字を変形させてあしらっているのが見られたが、これは全方位から同じように見えるデザインでなければならないからだそう。 特殊車輌の山田が今回来ているのは一時設置工事に携わっていてマンホールに詳しいからで、そのときの経験をもとに下水道講座を開講。入り口は60cmで、下水管は90〜120cm。その中でどのように歩くかということを、中に入ったことがあるという珍しい立場から指導した。 マンホール鑑賞はまだ続き、今度は用途別のものを鑑賞。汚水用を見て、雨水用を見て、合流用を見て、処理場へ向かう幹線用を見て。途中「話は理解できるけど興味が持てない」という眞鍋に、多方向からツッコミが。しまいには「早退という手もある」という発言も飛び出した。 垣下の地味なフィールドワークの光景を経て、いよいよ本題?の珍しいマンホールを。十七条の憲法を彫った太子町のもの、1859年の開港を記念して港をあしらった横浜市のもの、海上保安庁管理のもの、屋島の戦いの那須与一をあしらった高松市のもの、観光地の方角を示した(方角がずれないような工夫も施されている)厚木市のもの、上にガイドパネルを貼ってしまった(もう使えない)相模原市のもの、管ごと飛び出た中井町のものを見た。 最後はさらに珍しい東京帝国大学との刻印があるもの、宮内庁管理のもの、さらに武者小路実篤のことばが刻印された調布市の実物と見た。調布市のものは実篤で全面的に売るためにつくったようだが、踏んじゃいけないという意見が出て供されなくなったのだそう。実物といっても別に垣下のものではないようで、なぜかその場でオークションまがいの競りがスタートしてそのまま終了。 技術関係企画はどんどんオイラの専門に近くなってないか。T-25とか普通に出てくる職場だけに(下水道は扱ったことないけど)、ああ、専門じゃない人はこういうことがわからないのね、と再認識したというか、まあその程度? 垣下の小ネタはただのオヤジギャグで、彼から教えを受ける生徒に同情を禁じ得ない。あと、こういう女子が興味を持たなさそうな企画は、理系出身だからかだいたい眞鍋に出番が回ってくるが、今回の引きっぷりを見ると彼女はもう諦めたほうがいいかも。ただ、20代半ばくらいまでの他の人だと、理解すらしてもらえないおそれもあるだろうから仕方ないかも。 追記:今回の企画タイトルは放送日が日航機墜落事故からちょうど20年ということでそれに絡めたものなのかもしれない。 空耳アワーの結果 安斎、遅刻。代わって葉書読みを渡辺が担当。安斎は最後まで現れなかった。
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