05年7月22日 雑誌から時代を読むシリーズA その時、歴史は動いた!? 日本風俗盛衰史!!
ゲスト:浅草キッド(博士が進行)、鴻上尚史
以前カーセックスの歴史について雑誌記事から紐解いたことがあったが、今回は一気に性風俗全般に広げて時代を読む。時期はピンサロが誕生した1980年頃から現在まで。盛衰というよりは、新しい業種が誕生したその背景を探るような感じだ。なお、大きなジャンルとして、「射精産業」「酒とトーク」「裸」の3ジャンルを設定しているが、あまり意味をなしていない。

さて、最初にとりあげられたのはノーパン喫茶。革命的な存在という位置付け。当時学生だった鴻上が竜宮城かと思うほどレベルが高かったようだ。また、いま考えると生殺しっぽいが、ハダカが溢れるいまとは少し状況が違うので、それでも十分満足だったよう。もっとも、すぐのぞき部屋が生まれることは生まれるのだが。これらを追って登場するのがファッションマッサージ、ファッションヘルス。ヘルスの登場により、射精産業は本格的に受動的なスタイルに移行するとともに、本番なしでもOKという人が増えたし、素人っぽいこともひとつの売りとして捉えられるようになった。

そして新風営法の施行により、各界に早朝プレイが登場。医学博士の眉唾コメントが掲載されており、現場では「女性に対して優しくなれる」とその因果性については疑問が残る分析がなされた。新風営法の影響に関連して、キャバクラ・キャンパブの登場も挙げられる。タモリも何度か行ったことがあるらしいだが、全然面白くなかったようだ。

ヘルスの登場以降、業者がアイディアを絞り射精産業はバラエティに富んでゆく。その中からイメクラの記事を紹介。イメクラといえばコスプレやら夜這いプレイがつきものになってくるので、それ即ち変態プレイが大衆化した、と。ヘルスよりある意味ハードルの高いものが出現したことになった。また、バラエティに富むということは個人の嗜好(テロップでは思考)が複雑化していっていることの証左でもある。

新風営法は改正が加えられ、業界にとっては制約が増すことに。そこへ現れたのがデリヘル。店舗を構えないのが最大のポイントで、日本総店舗化と相成った。さらに進化を遂げた最新形がオナニークラブ。もはや抜かれることすらなく、見られながら抜くという形が登場したのだった。そんなオナクラに行く客の心理を想像しながら終了。


一週間でやるには範囲が広すぎたかな、というのが正直なところ。どうせなら2週にわたってやればいいのに。期待が大きかっただけにちょっと残念。オナニークラブなんて知らなかった。最近だとビデオパブとかドールスタジオも新しい部類に入るんじゃないかと思うけど、どうなのかしら。実際に行ったことがあるかどうかということになると玉袋を除いては口が重くなってしまっているし、最近の風俗しか知らない視点からの話もあればよさそうだから失うものが少ない若手芸人をひとりくらい入れておけばいいのになあとちょっと思った。あと名古屋は呼称も他地区と違ってキャンパブったらもうピンサロとほぼ同義なので、キャバクラと並べられるとちょっと違和感がないでもない。地方による呼び方の違いみたいなのに触れてもらっても。随所に出てくるパネラーのエピソードは面白かった。ピンサロの昔話とか抱きキャバクラの話題とか。それにしても風俗となると浅草キッドは無類の強さを発揮しますね。惚れ惚れした。

空耳アワーの結果

安斎のTシャツ展、名古屋・松坂屋本店で開催決定と! これは行かねばなるまい。7/27〜8/7。また、生解説を加えるイベントも行う予定だとか。行かねばー。

ミュージシャン 曲名 賞品
アルバート・ハモンドカリフォルニアの青い空手ぬぐい
RHファクターコモン・フリー・スタイル手ぬぐい
ルイ・アームストロングポルトガルの4月Tシャツ

戻る