05年5月27日 | 空飛ぶシリーズ第3弾! 必ず戻るブーメラン教室!! | ||||||||||||
ゲスト:劇団ひとり、勝村政信、松澤一之、勝田和宏(進行)、飯塚宣行(指導)、小林美紀(指導) | |||||||||||||
ペイオフが施行されてカネが戻ってこないかも、という世の中になったが、今回は必ず戻ってくるブーメランがテーマなんだと。なんだか強引なOP。なお、今回第3弾になっているのは、紙飛行機の回や竹とんぼの回とシリーズになっているからだそうで。 タモリらの質問をさくっと遮って、まずは飯塚にブーメランをいくつか飛ばしてもらう。ひとつめはすごい勢いで戻ってきて現場は大混乱。ふたつめは滞空時間を競い、戻ってこないというもので一同感嘆。みっつめは日本記録が出たという飛距離用のもので、これも感心。とはいえそのようなものをメンバーが飛ばすはずがなく、実際につくるのだと。 作成は飯塚や小林の指導のもと紙タイプのものから。意外とどんな形でも、翼があればなんとかなるようだ。翼の数は紙なら3〜4枚くらいが適当とのこと。また、紙タイプは細い部分があるとペラペラするので細い部分がないようにするといいようだ。タモリやひとりのデザインにはなかなかの好反応だが、勝村の鴎のようなデザインにはダメ出し気味。というのも、型紙から切った後にすべての翼の左側に折り目をつけるのだが、そうするとバランスが悪くなるからなのだ。ひとりと勝村に冷たい空気が走ったり小林の左右の混乱がありつつもなんとかできあがり、飛ばしてみる。オーバースローで、手首のスナップを利かせてスピンをかけるのが投げ方であるようだ。ひとりや松澤は天井に当たるが回転がかかりいい感じ、勝村はまっすぐ飛んだが回転せず苦しそう、タモリはちゃんと戻ってきて相変わらずの器用さを披露した。その後微調整を行い完成度を高めたが、勝村モデルはやはり苦しそうだ。 ここでなぜか飯塚の専攻、航空宇宙工学についての講義を挟む。テーマは「音速時に生じるブレ」だが、ひとりが「なんでこんなことを学んでるのかわからない」と言うように、その存在意義が不明だった。 続いて木のブーメランをつくる。型抜きされたものの翼を削って作成。けっこういいかげんな紙のブーメランでそこそこ飛んだように、翼を削るのも厳密でなくてもいいようだ。できあがったブーメランで試技、そして競技へ。外で投げるときは風上に向かって右45度くらいで、鉛筆を持つように親指と人差し指でつまんで投げると良いらしい。試技の時点でみんなそこそこ良くできていて、ひとりなどはキャッチもできたくらい。本体の調整というよりは投げ方の調整を行って本番へ移行。 競技は円の中から投げ、近くに戻ってくればよいというもの。キャッチできるとボーナスポイント。二回の合計で競う。ひとりの一投目の円からの距離は7mくらい、これでもそれなりと思っていたら勝村が2m以内で見事キャッチ。松澤は戻ってこずに12m、タモリは9m弱だった。二投目は、ひとりが低くなってしまい20m超、勝村はまたいい感じで2m程度、松澤もうまく戻ってきたがキャッチし損ねて5m、タモリは戻りきらずに6m程度だった。ということで優勝は勝村に。賞品として今回くらいの大きさのブーメランが10本以上作れるベニヤ板が贈られた。しかし明らかに嬉しくなさそうで、「もう一回やり直しません?」と。 最後は今回のゲストの頭文字(タモリは「タ」、勝村は「カ」、松澤は「マ」、ひとりは「ヒ」)をブーメラン化したものを飯塚からもらって飛ばしてみる。「自分の名前が落ちる瞬間ヤな感じになる」とひとりは漏らしたが、ここでも勝村はがっちりキャッチ。タモリがうまく飛ばせなかった「タ」を飯塚がきれいに飛ばしていたので、結局は投げ方がポイントのようだ。 低調な顔触れながら、ブーメランが実際に戻ってくる面白さがあってなかなか良いかと。あれを見ると広いところで実際に投げてみたくなるし。それともやはり優秀な先生がいてこそだろうか。先週の図鑑ブームはどうだかわからないけど、むしろ意図せずブーメランブームになったりしないかしら。勝村の発する空気がよかった。紙でつくる段階では沈む一方だったけど、投げ方を覚えた木のタイプは逆に得意満面で。初対面だというひとりとのやりとりも良かった。飯塚もうっかりミスがあるなどどことなく抜けた感じがあって、今回はみないいバランスで出てたように思う。 空耳アワーの結果
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