04年10月22日 祝 統合一周年 タモリ東京海洋大学の大海原を行く!! 後編
ゲスト:松尾貴史(進行)、ほんこん、眞鍋かをり、やくみつる、堀部圭亮、小池義夫、片山亮、木内淑雄、上田貴裕、和泉充、清水悦郎、岩永恵子、石橋篤
今週は先週に引き続き、東京海洋大学のあれこれに迫る回。前回が練習船・海鷹丸の汽笛を誰が鳴らすかで揉めたところで終わったので、そこからスタートして越中島キャンパスへ向かい、海洋工学部を見学する。

大揉めの現場を「いい大人なんだから」と収めようとするタモリ。しかしその実、いちばん鳴らしたいのはタモリであって、「年長者を立てる」と自分に有利な条件を持ち出してきた。相手もなかなかで「わたし一応67です」「僕昨日で70になりました」などと虚偽申告。そのようなものを何が何でも跳ね返したいタモリは結局1万円+回転寿司を提供することで話をつけ、見事汽笛を鳴らすに相成った。なんだその結論。汽笛の余韻に浸っているときに運行もしていないのに突然眞鍋がえずき、介抱するほんこんとともに下船。これで前後編のゲストが入れ替わった。

残った一同はもう少し海鷹丸に滞在。船のへさきのほうには海賊などの外部からの侵入者対策として放水銃が備えてあり、これも撃つチャンスに恵まれた。撃ってみたのは大人気ない争いをした末にやっぱりタモリ。また、小池に航海難所を3点挙げてもらう。それによれば、来島海峡、関門海峡、明石海峡が難所であるようだ。航海難所の話が本格的になりそうだったのでキッチュがばっさり切り上げ、交通艇に乗り換えて越中島キャンパスへ。いろいろな話に花を咲かせながら海の男たちが川を上ってゆくと、海事普及会の会員が手旗で迎えてくれた。

海洋工学部に入って最初に訪れたのは2号館。ここでは超電導について見る。実際は超電導を海の分野に応用しようとしているようだが、今回は超電導の何たるかを見る程度で。冷やしたバルク磁石を永久磁石に乗せて浮いたまま回してみたり、永久磁石をバルク磁石の塊の上に乗せてみたり。永久磁石を乗せたものはもう人が乗るにも十分で、浮いたまま堀部とやくの二人を乗せたしキッチュがパントマイムをすることもできたしといったふう。

次は第1実験棟へ。波による船の揺れを再現させたうえで、乗組員が体感する揺れを極力抑えられるようなシステムをつくるための没入型シミュレータを試してみる。今回企画では何でも首を突っ込みたがるタモリ、ここでもいちばんに乗ってみる。小型船の揺れを体感したあと、次は揺れはそのままに乗っているタモリがあまり揺れを感じないように調整。縦揺れは残るものの、横揺れはほとんどなくなるようだ。次は堀部が乗ってみるが、揺れもジョイスティックでマニュアル操作。ヘルメットをかぶらせて、やくが適当にいじってみる。堀部はあっちに振られこっちに振られとたいへんそう。機械制御も入れてみるが、これはやくの操作範囲が大きすぎてリミッターが作動してしまうというあっけない幕切れになった。

さらに操船シミュレータセンターへ。世界有数のシミュレータで、225度もの視野を実現している。もちろん様々な状況を再現することができ、脇から他の船が出てきたり、靄を霧にしたり、雨を降らせたりといったことが可能。当然ながらタモリはすごい食いつきで、不審船の追尾にチャレンジする。黙々と操船して見事成功した。

このあともいろいろとあるようだが、堀部とやくはリタイア。あまり気乗りしていなさそうなキッチュを引き連れ、タモリの探検はまだ続くのであった。


基本的には先週と変わらず。ゲストが入れ替わって落ち着きが増したように思うが、面白みも減った。総じて冴えがない。ただ、「高校の頃こういう大学があるというのをあまり教えてくれない」というやくの発言が意外といいと思う。実際そうだと思う。そういう進路指導がなされて然るべきだ…って、中学生の頃から図書館情報大学に憧れつつも理系を選択して普通の進路を採ってしまった自分があまり言えたものではないけれど。全体的に出る人出る人が、この研究が、ここで学ぶことが楽しくてたまらない!という空気が滲み出ていていい感じ。翻って自分はどうかと思うと自省するしかない。やっぱりいろんなところで進路を誤ってるな…。

空耳アワーの結果

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