04年10月15日 | 祝 統合一周年 タモリ東京海洋大学の大海原を行く!! 前編 | ||||||||||||
ゲスト:ほんこん、眞鍋かをり、松尾貴史(進行)、東海正、野田勉、鈴木健、鈴木克彰、前田玄、村瀬敦宣、内田圭一、小池義夫、堀部圭亮、やくみつる | |||||||||||||
近頃は大学も学生不足の時代に突入しつつあり、統廃合(下手すると閉校)が活発になってきている。首都大学東京など、その象徴のように思える。そうした流れを受けてかどうかは知らないが、昨年10月には東京商船大学と東京水産大学が統合して東京海洋大学として船出した。今回は統合一周年を迎えた海洋大学のさまざまな施設を探訪する。最初の時点で2週連続と宣言した大型企画だ。 前編の今回は品川キャンパスの海洋科学部が中心。最初に訪れたのが回流水槽実験棟。巨大水槽に海流を再現して漁具の開発に役立てているようだ。例として、中層トロールなるトロール網の一種で網目の様子(ひし形の網目は水流が早いと小さくなる。四角い網目は小さくならないので、幼魚は逃がせる)を見た。他にもいろいろな漁具を見る。鱗などにひっかけて獲る刺網や、全部つなげると1kmにもなるという網の一部を見せてもらった。網が長くなると、獲りすぎで逆に船が転覆することもあるようだ。 次は誰でも入館できるという水産資料館へ。船好きのタモリらしく、製作費200万円という船の模型から見学。タカアシガニや、海老・貝の標本もあって、ここまでは普通だが、なぜか鰹節が。しかも本節だけではなく削り節まで。一応学生実習で鰹節を作るらしいが…。そしてここでは「家庭でも出来る!」というスケルトン標本(つくる主目的は骨の研究)の作り方を学ぶ。「簡単にできますから」とキッチュが言うのも納得の作り方はこちら。一足飛びで完成品までたどりついたが、できあがった完成品は骨だけが着色されて見えて綺麗になっており、一同興奮。さらにお土産でウマヅラハギのスケルトン標本をもらって一同はご満悦だ。 昼食がてら食堂のある学生会館へ。ここでは学生が実習でつくった缶詰をいただく。さば水煮、チーズかまぼこ、まぐろ油漬、魚肉ソーセージなどなど、最初は「大丈夫ですのん?」と不安そうな感じもあったが、いざ食べてみるとその味のよさに絶賛の嵐。ちゃっかり未開封分をもらって、「そんな気じゃなかったのに」と言いつつも顔が笑顔だ。 さらには学生の課外活動を覗こうと、課外活動施設棟へ。要はBOX棟か? お邪魔したのは水産生物研究会部室。エビとイソギンチャクを研究する鈴木、ナマコを研究する前田、イソギンポを研究する村瀬と、課外活動においても海の生物を研究し、研究対象について熱弁をふるう彼らは本当に好きみたいだ。 最後は実習艇に乗って東京湾クルーズ。行き着いたところは海洋科学部の研究練習船、海鷹丸。「行きたいか?」と問われて「行きたい!」と即答するタモリを筆頭に、一同乗船。海鷹丸は漁業練習船という位置付けで、船を運航する実習をメインとして使われるが、漁労設備や観測・研究設備、教育設備も備えているらしい。ここで、海上保安庁の許可を取って行われる「お一人様限定! 海鷹丸の汽笛を鳴らそう!!」なるプチ企画。これにはタモリはもちろん、あまり興味なさそうな眞鍋やほんこんもかなりやる気。後編に出演するため待機していた堀部とやくまで出てきて現場は混乱。誰が鳴らすか収拾がつかないまま、キッチュが締めておわり。 収録時点でどう思っていたかは知らないが、オンエアでははじめから2回連続と構えているので、これ収拾つくんだろうか?と不安に思うことなく見られるといえばそうなんだけど、ちょっと方向が真面目すぎる嫌いがあるので、MITAKA-SEAばりに何かひねってほしかった気もする。タモリは「一度来たかったんだよね」と言いつつ、竹とんぼの回で来てるじゃんか! オンエア日が若干離れてるけど同日収録なのかなあ…でもほんこんも両方に出てるよなあ…。中層トロールが変形するところでこっそり「海綿体みたいだ」とスレスレの発言をするキッチュ素敵。誰にも突っ込まれなかったけど。眞鍋とほんこんも興味なさそうなわりにはよく溶け込んでたような。ほんこんの適応能力はほんとに高い。なんて便利なゲストだ。サークル活動にこっそり混ざって「そうですね」のシーンがすごく良かった。 空耳アワーの結果 タモリの著作「タモリのTOKYO坂道美学入門」が15日に発売になったとか。安斎は「坂道美人学問」と、半端な覚え方でミス(笑)。安斎は「どうせくれないと思うから」買うらしい。
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