03年11月21日 | 新アミューズメントスポット “MITAKA-SEA”のすべて | ||||||
ゲスト:まこと、浜口順子、松尾貴史(進行)、久米健一、川並康剛、平田宏一、田村兼吉、加藤俊司、沼野正義、原口富博 | |||||||
行楽の秋。この秋の目玉スポットといえば開園20周年を迎えた東京ディズニーランド。2001年には東京ディズニーシーも開園し、ますますの賑わいを見せている。ところで東京には、ディズニーシーはもちろんディズニーランドよりも早く生まれていた海のテーマパーク、MITAKA SEAこと海上技術安全研究所がある。今回はこの知る人ぞ知るテーマパークを徹底攻略。 まずはスリル満点のアトラクション、400mテストタンクへ。高速航行中に波が船に及ぼす影響を見るものだ。早くもつまらながるまこと・浜口に対して「(アトラクション)そのものが楽しいじゃないか!」と猛烈な食いつきのタモリ。模型の船と一緒に監視台も動く仕組みで、結構は速さが出ているようだ。しかしまことらはもっと立派なものを期待していたらしい。一方でタモリは「絶対リピーターになるよ」と、今後の両極端さを予感させるものとなった。 続いてマーメイドラグーンシアターより美しい、キャビテーショントンネル。プロペラの回転により発生するキャビテーション(空洞)を研究するものだ。螺旋状のチップ・ボルテックス・キャビテーションや羽根全体を覆うスーパーキャビテーションを見せてもらった。タモリはここでも専門的な質問を繰り出したり「一周してまた戻ってこよう」と、お気に召した様子。 次はターミネーターに勝るとも劣らないハイテクロボットが中水槽に登場。リアルな動きのラジコン魚ロボットだ。これを使って、このパートの案内役の平田とタモリが水中風船割り対決を実施。割るのは一つだけだがなかなか難しいようで13分もの長期戦の末、タモリが勝利(平田が譲った感もあるが)。 2回戦をやりたがるタモリをひっぱって、海底二万海里にひけをとらない深海域再現水槽へ。ここは世界最深の35mの深さを持つ実験水槽で、海底油田のライザーパイプに波や潮流が与える影響を見るもの。その機能のひとつとして波を造るということがある。今回はこの造波機による美しい波を観察。中心に集まるコンセントレーション・ウェーブ、螺旋状のスパイラル・ウェーブ、網目状のメッシュ・ウェーブを見た。綺麗な波にみんな大はしゃぎ。 それが終わると今度はUSJのバックドラフトにも匹敵する変動風水洞へ。風が船舶に及ぼす影響を見る施設だ。ただ、向かい風を受けて寒いせいか、あっという間に離れて次なるシートラフィックシミュレーターへ。ストームライダーよりスゴイと言われるこの施設は、その名の通り航海を擬似体験し、船の安全航行をシミュレーションするもの。ここでもタモリはハマってしまい、舵を他に渡そうとしないハマりっぷり。 カリブの海賊をも超える80mスクエアタンクは、人工的な波を起こしたタンク内に小型船を投じて操縦し、どのような影響を受けるかを見るもの。ひとしきりまことが操縦したあとは、バック機能もついた船でタモリがドックへの入港に挑戦。これがことのほか難題で、12分20秒でようやく完了。と思ったらば、キッチュはあっさり50秒で終わってしまった。 まだまだアトラクションはあるようだが、まことと浜口はもう我慢の限界で、ディズニーシーへ向かってしまった。いっぽうタモリとキッチュは再びMITAKA SEAの中へ。 独立行政法人をテーマパークに見立てるあたりの怖いもの知らずっぷりはさすがだが、幸い職員のノリも悪くなく(撮影に協力する時点で悪いはずがないのだが)、進行のキッチュも途中で忘れていたテーマパークという設定を忘れないことなんかもあって、いい感じだったと思われる。一般公開は4月と7月に行われるようで、ちょっと行ってみたいかも。願わくはまこと・浜口にもう少し食いついてほしかったところ。そうした興味なさそうな反応がスタッフの望むところだったのかもしれないが、個人的にはせっかくなのでもう少し面白がったらいいのにと思いながら見た。キッチュが水兵服を着たせいかいつもよりちょっとテンション高めで、裏声を使ったりするのがよかった。まあ、この番組のキッチュは全肯定だから…。 空耳アワーの結果
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