04年8月13日 | なぎら健壱プレゼンツ 真・おやじ道 | ||||||||||||
ゲスト:なぎら健壱、酒井敏也、南美希子(進行)、おやじ道会員4名(以上出演)、藤原正義、大島善明、大沼大(以上VTR出演) | |||||||||||||
中年、いわゆるおやじともなると、若者とはまた違った傾向のファッションになりがちである。それは女性に関しても同様で、そういえばおふくろエレガンス大賞なんてものが開かれたことがあった。今回はそのおやじ版というか、おやじ界のファッションリーダー(?)ことなぎらがおやじのお洒落な着こなしをプレゼン。といっても実際は、テーマに沿ったコーディネイト(服の提供元は砂町・亀戸・浅草の有名ショップ)をタモリ・なぎら・酒井が行ってその優劣を競うというものだけど。おやじ道会員4名が審査を行う。 第一問は20年ぶりの同窓会に出席する時。タモリは成功した男のイメージでアロハみたいな派手目のシャツに葡萄色?のズボン、白の靴。酒井は普段着風にグレーのポロシャツに青ズボン(もちろんシャツはズボンの中)。なぎらは白地ながらうっすら般若柄が見えるシャツに紫がかったチェックズボン、サスペンダー、さらにハンチングと数珠まで装備する高度なもの。タモリも「負けたよ」というほどだったが、判定結果はタモリ3票、酒井1票、なぎら0票だった。 第二問は初めて南の島へ旅行へ行く時。タモリは白地アロハの上に馬を大きくあしらったかなり派手なシルクっぽいシャツ、薄青の裾を絞ったズボン、麦わら。酒井は青アロハに白の般若ズボン、ソフト帽。なぎら言うところの「戦後すぐのチンピラ」。ただ、水着を中に仕込むほどの念の入れようだ。なぎらは白地アロハの上にポケット多数の黒ベストをまとい裾絞りの薄青ズボン、2ウェイバッグ、チューリップハットで見た目は釣り人のよう。これは酒井3票、タモリ1票だった。なぎらはまたしてもゼロ。 第三問は近所に(徒歩で)煙草などの買い物に行く時。酒井は「大和魂」のロゴ入りTシャツに青チェックのパジャマズボン。タモリは大きく鸚鵡をあしらったクールセーターに青のハーフパンツ。これに対してなぎらは下着の上にコートを羽織っただけ。やはりなぎらには票が入らず、タモリ3票・棄権1票だった。 最終問題は行きつけのスナックのホステスとのお台場デート。タモリは白ネクタイを締めた派手目のシャツの上にまたしてもシャツを重ね、チェックズボンを穿いてシックにまとめ、酒井は犬のプリントが入った赤セーターに黒のラインが入った白ズボンでちょっとヤンキーチック。そしてなぎらはオレンジ系のハーフパンツなのに蜂の巣みたいなシャツ、白ネクタイ、青ジャケット、赤ベレー帽というわけのわからないコーディネイト。タモリが4票を集めた。第二問あたりからタモリが提唱していたシャツオンシャツが支持を受けた格好? また、ファッション選びの時間を利用して、亀戸のマル三、浅草の天下堂、砂町のニューキングといったおやじファッションの殿堂が紹介された。 優勝したのはもちろんタモリ。最後は「3人のコーディネイトを参考にしておしゃれを楽しみましょう」というものだったが、果たしてこれが参考になるのかどうか。 あー…かなりダメっぽい。全体的に駄目なゆるさが漂っていて、見ていられない。たぶんなぎらは三段オチのオチ担当として敢えて奇抜な格好をしていたと思われるが、そうとわかっていてもちょっと辛いものがある。そもそも3人の中から最もいいものを選ぶ、というよりは敢えて選ぶとするなら、という側面のほうが強くてしんどい。対決形式よりなぎらがコーディネイトを披露してタモリたちが突っ込む形にしたほうがまだよさそうな気がする。あと、おやじファッション自体に抵抗があるというのもあるのかも。うちの親は出てきたような格好をしないから、異質なものを見るような感じになってしまうのだ。南が司会というのにも不満はあるが、まあそれは枝葉の問題。 空耳アワーの結果
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