03年11月14日 そうだ博物館へ行こう 全国超レア博物館大賞決定戦
ゲスト:伊集院光(進行)、やく・みつる、YOU、中田俊男、九十九迪樹、波多野進治、田村栄之、増田準一(以上出演)、羽山正二(VTR出演)
芸術の秋。ことしも「大英博物館の至宝展」など各地で大型企画が目白押しで、博物館は連日賑わいを見せている。一方で、対象をごく限られた領域に絞った、知る人ぞ知る博物館も多い。今回はそんな博物館にスポットをあて、博物館の情報や博物館代表によるお宝自慢から、行ってみたい博物館を選定する。選定は、1対1の対戦形式で行い、審査員3人がいずれかに軍配をあげて勝ち残りを決めるというもの。最終的に勝ち残った博物館が優勝ということか。審査員はコレクター・やく、興味なさそう・YOU、何に食いつくかわからない・タモリと、見事に個々人の好みが分かれた布陣だ。

まずは牛乳博物館対東洋民族博物館。牛乳博物館は牛に関するあらゆるものを集めた博物館。屋外にも牛のオブジェがある。お宝は牛の毛で編んだセーター、カウボーイの喇叭など。ネバダ州まで行って3回口説いたらしい。東洋民族博物館は昭和3年開館の老舗。世界の魔除けや日本の風俗、性に関する資料が雑多に置いてある。お宝は花嫁の尻叩き、籐製の牛の鼻輪、ミイラのペニス。お宝披露の場面では、館長が他界したにもかかわらず館長代理のままの東洋民族博物館の九十九がいきなり「こういうの(自分の博物館の展示物)はあまり好きじゃない」と発言して変な展開になるも、東洋民族博物館が勝利。「やる気のなさが私とそっくり」とタモリに言わせるほどのノリだった。

本選(今回の企画)に出場しない中にもレアな博物館は多数ある。そうした博物館をざっと紹介した。出てきたのはつまようじ資料室(オンエアは資料館だが、資料室が正しい模様)、ボタンの博物館。

続いてふれあい下水道館対秩父珍石館。ふれあい下水道館は地下5階建てで、下水を題材にした江戸の川柳や本物の下水とふれあえるアトラクション(?)がある。YOUは「アトラクションで排便してもいいのか」と聞くが、もちろんいいはずはなかった。お宝は明治40年にできた東京市下水設計図。古地図好きのタモリは予想通りのものすごい食いつき。秩父珍石館には一千点もの人面石や、動物石がある。お宝はタモリの人面石。ごくごく薄い反応だったにもかかわらず、勝利したのは珍石館だった。

第3戦は麻雀博物館対日本文具資料館。麻雀博物館では麻雀発展の歴史がわかったり、日本や世界の珍しい牌・雀卓が見られる。お宝は初の麻雀ゲーム、眼鏡をかけると中が透視できる牌。日本文具資料館には年代物の硯、古い計算機など、多くの人の寄贈による文具が揃う。お宝は月星印の鉛筆(いまの三菱鉛筆)、世界初の携帯電子計算機、単発式ホチキス、SHEAFFERのインク瓶。日本文具資料館が勝利した。

このあと勝ち残りの3館から大賞が決定するかと思いきや、優劣を決めるのは難しいということで今回登場の6館すべて優勝になった。


今回は芸能人ゲストの顔触れが見事だったわりにはいまいち。やる気がない・テンションが低いことは悪いことではないけれど、それが多く集まるとちょっと大変なことになるということが示されたような回だった。地方テーマパーク紹介のときほど行きたいとも思わなかったし。そんな中にあって、自分のテンションを維持しつついい具合に進行していった伊集院はさすが百戦錬磨の猛者。彼以外の進行ではより厳しい回になったことだろう。もっとも、彼の力をもってもちょっと辛かったから、見てて2週連続?と思った途端に強引なまとめに進んでよかったと思う。台本どおりに思えるけど、ともかくも1週で終わってよかった。

空耳アワーの結果

いつもよりちょっと早いスタートで、第2戦の後に放送。

ミュージシャン 曲名 賞品
ジェーン・バーキン想い出のロックンローラー手ぬぐい
2パックヘイル・メリーTシャツ
ラムシュタインTシャツ

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