03年10月10日 日本の伝統技術を後世に残そう! オシャレなパンチパーマキャンペーン
ゲスト:ガダルカナル・タカ、石田靖、YOU、駒崎智、松岡寛雄
近頃の男性の髪型といえば多種多様、小洒落たものばかりで、パンチパーマにはすっかりお目にかからなくなってしまった。そういう状況にあって、理容・美容界でもパンチパーマを当てられる人が徐々に減っているらしい。しかし、その独特の髪型は日本で発明されたもので、先々まで残すべき文化遺産であると言える。というわけで今回は、実際にパンチパーマをあてる工程を見ながら、パンチパーマをおしゃれなヘアスタイルとして提案してゆく。

駒崎が松岡の髪に実際にあてるということになるのだが、いろいろと話も聞きながら整えてゆく。パンチパーマとは鏝を使ってあてるものを言うらしい。現在はさすがに少なくなっているようで、顧客が来るのは週1くらいだとか。なぜか笑みを絶やさない駒崎、今回は2cmのパーマに挑戦するという。もみあげも含めてしっかりかけるらしく、YOUは松岡に「逃げて」とコメント。

工程はカット→パーマ液を髪全体に染み込ませる→キャップをかぶせ約10分待つ→乾燥させ保護剤を塗る→コテ入れ(2回あてる)。全部で2時間くらいかかるこの技術、習得には最低5年かかるという。ギャラリーがいろいろと喋る中でほとんど喋らない松岡にはタカが「一応マイクついてるんだから、適当にリアクションしながら…」と軽くダメ出しした。コテ入れの場面では何に対してか、みんな驚きの声をあげる。YOUに至っては「いいの!?」とまで松岡に聞く始末。

このような企画によく見られる、途中挿入のミニコーナーもいくつか。「パンチパーマをあてられる店」では埼玉・東久留米・練馬の店を紹介。「パンチちょっといい話」では日本人は剛毛が多く毛が寝ないから、パンチをかける人が多いという小ネタを紹介した。出演者がもしもパンチパーマだったら、ということで想像写真も作成。みんな意外と変わりなく、似合っていた感じ。女性のYOUもコント風で、普通にありそうになっていた。

みんなもパーマをあててみたいが客にあてるためには理容師免許が必要なので、マネキンを使って実習することに。鏝の持ち方から苦戦するメンバー、見るとやるのとでは大違いなようで、みんな巧くはできなかった。普段小器用さを見せるタモリも失敗。YOUが一番巧いとの評価に、タモリやタカのテンションはちょっと下がったようだ。駒崎が仕上げの段階に突入した時点で、一同はパンチのキャッチコピーを考えることにした。例によって駄洒落・パクリに終始する中で、可愛いイメージで「フルーツパンチ」になった。

さて、駒崎自身も「なかなか」と自賛するパンチパーマは、周囲にも好評の出来だった。「おおー」「男らしくなるねー」などと絶賛の嵐。ツッコミを入れてみた石田もその跳ね返りに感動していた。最後にはキャッチフレーズを使ってポスターを作成。それにより、パンチのお客が急増したとかしないとか。


こういう、ごく限られたテーマを扱うのはこの番組の得意とするところ。たいして面白くないかもしれないけれど、ためにはなる安定した企画だった。YOUの発言がさすがで、鏡がないため自分の頭の様子が見えない松岡に「未来が見えない」というあたりなどは完璧。地味に松岡は2回目の出演。前は「24人の阿藤海」で何本か撮影を行っていたが、あれから2年、まだADですか。そういうもんなのかな。この後の彼の様子が知りたい。パンチで通したのだろうか?

空耳アワーの結果

安斎、パスポートの写真を撮る直前にパーマをあてにいったらパンチパーマにされてしまったことがあるらしい。また、2本目のオリジナルがタトゥーということでタモリは愚痴を連発。「タトゥーでよろしいでしょうか」という質問に対して「ダメ」と即答することに始まり、「OP出たら(唄も)出ろよ」「(空耳が)聞こえるかー?」「(「失礼」というフレーズが入った空耳に絡め)大失礼だよな」「(手ぬぐいを)絶対にタトゥーに渡さないように」と、恨み節が出る出る。最後には「いろいろ探してタトゥー以外送っていただきたい」とまで。

ミュージシャン 曲名 賞品
スリップノットサーフィシング手ぬぐい
タトゥーショウ・ミー・ラブ手ぬぐい

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