03年6月20日 | 月9のモデル!? 叶井が教えるメガヒットムービー買付け法!! | |||||||||
ゲスト:乾貴美子(進行)、若槻千夏、北陽、叶井俊太郎 | ||||||||||
(もう終わってしまったが)「東京ラブ・シネマ」のヒットもあってか、映画バイヤーという職業が若干脚光を浴びているようだ。ところで現実の世界にも真先のモデル?とも言える映画バイヤーは存在する。それが叶井だ。いまや押しも押されぬ当代きっての(エログロ)バイヤー、叶井。今回は売れる映画の法則を彼の体験談を交えて学ぶ。 まずバイヤーの基本としてどの時点で買うか、ということ。脚本の時点で買う場合と実際に観て買う場合の二通りがあるという。前者は有名な人、後者は新人が映画祭に出品して、という感じらしい。この道に入ることになったのは会社の閉塞した状況を打破すべく、他が扱っていないようなソフト(具体的には「八仙飯店之人肉饅頭」)を買い付けたことがきっかけらしい。人肉モノを次々出してヒットしたあとはベースボール・ホラーなる分野を確立した「ザ・キャッチャー」で名を上げる。 続いて上映禁止・発禁・フィルム焼却処分をされながらも世界で唯一日本(というか叶井)が食いつき独自のプロモーションで大ヒットした「ネクロマンティック」。そのプロモーション、具体的には監督から私物を買い付けたり、ネクロマンティック仕様でゲロ袋をつくったり、たまたま日本でドイツ語教師をやっていた主演俳優が来日したように見せかけた記者会見を開いたり、といったことをした模様。 そしてビデオリリースだけだった叶井の買付け作品がついに劇場公開となった処女作があの「キラーコンドーム」。本人も伝説の作品と語るほどで、世界に「エログロ=叶井」を知らしめた記念すべき作品だ。一方で「アシュラ」「クイーン・コング」のような失敗作で時代の先を行くことを学んだという。そうした失敗作がありながらも何とかなっているのはやはり「アメリ」の特大ヒットがあったからで。もっとも、これも前に大コケ映画の回で社員が言ってたような気がするが、勘違いが上手い方向に転んだとのこと。ただ、「叶井が買付けに行く」ということで、同業他社がどこも手を出さなかったという彼ならではのエピソードも披露された。 最後に、彼が買い付けたこの夏の新作と今後の展望を。今年の新作は「えびボクサー」。彼のこれまでの作品にも多々見られていた、世界初公開もの。グダグダな内容ながら熱を入れて語る叶井、一番輝いていた。また、蠍が超巨大化する映画、蜂が人類に復讐する映画、巨大百足が人類に復讐する映画、巨大案山子が農民に復讐する映画が控えているようだ。ただ、買付けながらも観ていないらしい。 以上、叶井が掴んだ法則は ・未知なる領域を開拓せよ ・叶井式プロモーション革命 ・常に時代の先を行け ・結果オーライ の4つ。他に「タイトルを聴いて内容が想像できない作品を買う」といったことも重要なようだ。 乾ちゃんかわいいですね。髪を切ってぐっといい感じになったような。キラーコンドームのあたりでしれっと面倒な質問を若槻に振るあたりも抜け目がないですね。主役の叶井はこういう場に慣れていないのか、タメ口になったり丁寧語になったりと、ちょっと失礼なかんじ。まあいいけど。100万単位で買付けながらも「100万の価値もないような」と虻川に言われてしまうあたりがちょっと哀れだし。ただ、キャラクターとしては味のあるタイプで今年だけといわず毎年彼の買い付け作品を宣伝してもらってもいいくらいだ。ああいうB級映画、好きだし。 空耳アワーの結果 1001回記念Tシャツ、大評判らしい。
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