03年3月28日 | 罪を憎んで性を憎まず 大エロ奉行所 後編 | |||||||||
ゲスト:堀部圭亮(進行)、佐藤隆太、いとうまい子、杉作J太郎、丹野顯(解説) | ||||||||||
今回は前週に引き続き、江戸時代の性犯罪の判例を学ぶ。 今週最初の判例は、春画を持っていた男の罪。罪人役の杉Jが実際に春画を持っていたという設定だが、いとうがそれを手にしたときの反応を必死に見ようとする杉J。性器を誇張したまぐわいの図やら全ての顔が女性器になっているものやら顔と性器の位置が逆転したものやら、春画が進むにつれどんどんいとうに接近してセクハラ発言を連発する杉作はちょっと避けられていた感じ。ところでこのケースは、春画が庶民の娯楽として容認されており、また、幕府に背くものでもないため、無罪であるとのこと。 続いて、戒律を破って女性と情交した僧侶の例。僧侶は女性と交わることは許されず、このケースでは傘一本という処罰が与えられた。この傘一本とはどのような罰か、というのが今回の問題。ちょっと変化球。答えは傘一本だけ持たされて素っ裸で釈放されるというもの。一同の予想も当たらずとも遠からずといった風だった。なお、この判例は修行僧に適用されるもので、寺持ちの僧の場合は遠島刑らしい。 ここで当時の売春事情を学ぶ。江戸の娼婦は女性30万人中1万人ほどであったようで、その多くが私娼だったらしい。しかももともと堅気の仕事だったのがいつしか下半身の世話もするようになったものが大半で、挙句の果てには饅頭屋まで売春していたよう。江戸時代自体に興味のあるタモリは積極的に質問していた。 最後の例は妻に売春させた男。重い刑を予想していた者が多かったが、結果は100回の重敲。圧倒的に男尊女卑の世界であるため妻は夫の所有物とみなされ、軽い刑で済んでしまうらしい。 以上で今回の裁きは終了。スタッフロールがいつもと違って、気合が垣間見えた瞬間だった。 中京では前編とともに夏に放送。杉Jがいなかったらもたない企画であることは前回と一緒。エロ方面にだけアドリブが利くとさんざん言われ、実際寸劇では「お縄を頂戴」と言われてから「やばい!」と女の子に襲い掛かるし、既に述べたように春画の件でいとうににじりよったりするし。でもこういう展開になるというのは、それはそれでいいのであろう。問題だ問題だ言うわりには、男性陣は許容していた感じもあるし。杉J以外にはとくに見どころなし。 空耳アワーの結果 前回同様、時代劇風コール。しかし「聞こえるかもしれない」とちょっと弱気。杉Jが今回も隅にいるが、今回は積極的に発言。「罪人という蔑まれた立場から女性を陵辱してゆく瞬間!」などと生き生きした発言をしていた。
|