03年3月21日 罪を憎んで性を憎まず 大エロ奉行所
ゲスト:堀部圭亮(進行)、杉作J太郎、佐藤隆太、いとうまい子、丹野顯(解説)
今年は江戸幕府開府400周年の年。江戸時代は町人文化が息づいた時代だが、それに伴い色ごとの乱れも多々見られるようになり、そのような罪に対しては現代では考えられないような罰が与えられていたという。例えば、奉公人が主人の妻に恋文を出しただけで死罪なんだとか。今回は番組ごと江戸時代にタイムスリップして、安い寸劇を交えながら当時の事件の判例を見る。

はじめに、基礎知識として当時の刑罰について学ぶ。大きく分けて死刑・追放刑・その他に分かれ、当然死刑がいちばん重い。死刑には獄門・鋸挽・磔・火罪・死罪(斬首のうえためし斬り)・下手人(斬首)があるらしい。また、遺骸は刀の様斬りにも用いられたとのこと。追放刑には重追放・中追放・軽追放・江戸十里四方追放という重めの刑と江戸払い・ところ払いの軽めの刑がある。その他としては晒し・手鎖・敲(歩ける程度に加減する)・叱り(きついのが急度叱り)がある。

さて、最初の判例は主人の妻の不倫の手引きをしていたことが発覚した下女の罪(ちなみに不倫の二人は死罪)。火罪とした杉作以外の一同は軽めの刑、せいぜい追放程度を予想していたようだが、結果は死罪。これは下女の行為が主人に対する逆罪であり、封建制度を覆すものであるため。この結果には一同江戸時代の刑の重さを実感したようだ。

ふたつめの劇には杉作も参加する。芝居なのに半ば本気で相手を襲う杉J。それはともかく、駆け落ちした男女のうち、女性側に与えられる罪が今回の判例(男性は手鎖)。結果は叱り。今回の場合は両者合意のうえでの駆け落ちだが、江戸時代が男性中心の社会であるため男性主導とみなされ、刑に差が生ずるらしい。ちなみに、手込めにしていた場合は男性は重追放。

心中に関する逸話も紹介。もともと、心中した男女は裸で晒すことが通例であったようだが、ある女性の恥毛が多すぎて見物が絶えず、それをきっかけに裸晒しはなくなったらしい。みっつめは、不倫を働いた妻と間男を殺害した主人の罪。そろそろ一同も心得てきていて、不倫が死罪になることを理解したうえでどのような刑になるかを予想。結果は無罪。タモリがしごくまっとうな予想をして正解した。ただ、間男のみ殺害していると下手人らしい。

これにて一件落着かと思いきや、新たな犯罪が発覚。ということで、次回へ続く。犯人役などいろいろさせられる杉Jの苦労は続く。


中京では夏に放送。期待していた割には内容が…。エロというわりにはエロじゃないところと、女性ゲストがいとうであるというあたりがマイナス。しかしやはり杉Jはいいのであった。寸劇中はしれっと本名で出てくるし、「メガネレイプ男」呼ばわりだし、「幼い女子(加護ちゃんのことですね)に興奮する」と言われるし。杉Jがいなかったら持たないよこの企画。ってくらい重要な位置付けなんじゃないかしら。

空耳アワーの結果

「誰が言ったか…」を時代劇風にコール。また、杉作を縛ったままで画面の端に配置。1本目に絡めて「チンチン・ガールズ」なる集団が出てくるイタリアの番組の話をしていたが、「コルボ・グロッソ」のことですか?

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