02年12月13日 | 海外進出決定!? フランスから雑誌取材がやってきた!! | |||||||||
ゲスト:安齋肇、中川家、杉作J太郎、PATRICK MACIAS、RONNY SANATANA、高橋ヨシキ | ||||||||||
番組放送20周年を地味に過ぎ、21年目に突入した長寿番組・タモリ倶楽部だが、このたびなんと海外から取材依頼が舞い込んだ。なんでも、現在の日本を紹介する総合情報誌(のわりにマニア的内容が多そうだが)「JAPAN MANIA」に載るのだという。今回はこの模様を番組にしてオンエア。 さっそく番組コンセプトについての質問が出て、「テレビ番組になりえないものをテレビ番組にする」とそれらしい回答をタモリがするが、日本語が話せるとはいえ完璧ではないインタビュアーのパトリックにはよく理解できなかったようで、通訳として高橋を呼び出す事態に。 高橋が来てからは取材は順調に進み、「タモリ倶楽部はどんな層が見ているのか」(回答:広く浅く)、「OPでたくさんのお尻があるのはどうしてか、海外ではとても考えられない」(特別な意味はない、また、日本では下着を着けていれば地上波でも大丈夫)、「タモリ倶楽部の将来はどうなるか」(将来もなければ過去もない)、「泥団子の回なんかは番組哲学(シンプルに)を表しているように思えるが、シンプルすぎやしないか」(それがいい)といった質疑が活発に行われた。 一方で番組側からも「番組を見たことはあるのか」(ある。プラモの回や泥団子の回を見た)、「空耳アワーをどう思っているのか」(日本人はアホだと思う)、「プラモの回を見たというがどう思ったか」(マルサンのプラモを持ってるのがうらやましかった)、「アメリカにもタモリ倶楽部みたいな番組はあるんじゃないか」(ない)といった外国人から見たタモリ倶楽部というものを尋ねる発言が多く出た。 ただ、パトリックが杉Jのファンであり、漫画家であることのみならずLLクールJ太郎としての活動も知っていることが判明したあたりから雲行きが怪しくなりはじめ、自著「Tokyoscope」に関連して東映映画について熱弁を振るいはじめてから一気に方向転換。急遽逆取材を敢行し、「PATRICK MACIAS‘S 日本のお宝グッズ BEST5」(アポストロフィじゃないがテロップママ)と相成った。 さてパトリックのお宝トップ5、5位はガッチャマン・大鷲の健のフィギュア、4位は「宇宙からのメッセージ」パンフ、3位は数々の漫画、2位は初代ゴジラの人形、1位は「現代やくざ 人斬り与太」ビデオ。突然怪しげな動きを連発するパトリック。杉Jも得意な話題が多くなり、発言が増え、完全にふたりの世界を作り上げてしまった。そのままなし崩し的に終了。 彼女と別れた話を暴露されて、以降突っ込まれまくる杉Jはさすがにいい味で、美味しいところを持っていってしまった感。久しぶりの出演とはいえ切れ味は変わらず。まあ、天然のいじられキャラだから切れ味云々の話ではないが。今回の取材がほんとうに記事になるならたいしたもんだし、それなりに中身のある質疑だったと思うが、それよりやはりパトリックのキャラクターがポイントか。お宝紹介になったら途端に生き生きするところがオタクっぽいわあ、と思いつつ杉Jと作り出す世界にあははと笑い。どうしてあんなにいいキャラなのかしら。期待してなかったわりには非常によかったです。 空耳アワーの結果 出演者に安齋がいたので、出演者全員で見るバージョン。
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