02年11月8日 「刑務所の中」完成記念 クサいメシ試食会
ゲスト:崔洋一(解説)、松尾貴史(進行)、はしのえみ、森野熊八
食欲の秋、である。いろいろと美味しいものを食べたい季節であるが、食べたくとも、金を積んでもなかなか食べられない、あるいは食べるためには相当の覚悟が要るものもある。それは刑務所の食事。今回は、崔がメガホンをとり刑務所の日常を切り取った映画「刑務所の中」の完成を祝して、本作を観て刑務所の実情を知りつつ、所の食事を試してみる。

セットが檻の中という、一般的な投獄イメージでスタート。最後までカメラは鉄格子越しに出演者を撮影する。企画は、映画を観て刑務所のしきたり・内情を知るパート、実際に食事をとるパートに分けられ流れていく。しきたり関係では、「作業時の決まり事」、「入浴時の決まり事」、「月に一度のスペシャルメニュー」、「懲罰房の実情」を見る。この中で、例えば必ず刑務官に許可をもらってから行動を取ること・所内放送があって受刑者がDJをすること・カラオケ同好会なんかもあること・エロ雑誌も読めるがオナニー禁止・入浴時間はきっちり15分と定められていること・懲罰房ではなにもかもひとりであることなどが明かされた。

食事は、典型的な朝食・ちょっと特別な昼食(月に6度あるパン食の中でも月に一度の特別版)・また典型的な夕食、さらに大晦日・元日の食事を紹介。朝食だと麦ごはん・味噌汁・まぐろフレーク・金時豆。立ち仕事と座り仕事でごはんの量が違うらしい。スペシャル昼食は牛乳・コッペパン・マーガリン・小倉小豆・フルーツカクテル。甘いものに飢えているそうで、こうしたメニューが大人気なのだとか。夕食は麦ごはん・春雨スープ・南瓜そぼろ煮・ポークチャップ。大晦日や元日に至っては、やれ白米だ年越しそばだ雑煮だと豪華そのもの。OPで「どうせまずいんじゃないの?」と懐疑的だったタモリも、「麦飯もなかなか…」とか「これは…うまい」「何の不満もない」と言ってすっかりお気に召した様子。

結果的に一般社会でもこれほど食えない人もいるとか、これに比べたら世間は厳しいという結論にまで達してしまった感。…刑務所礼賛?


この映画、今回みたいにピックアップで観ると、どうも刑務所が非常に居心地のいいところのように見えてくるのだが、それっていいのかしらん。もうちょっと厳しいところであることも見せたほうがいいんじゃないかしらん。…厳しいところがないのかもしれないけれど。企画は普通の映画鑑賞会・試食会で、とくに見るべきところはなかった。普通に刑務所の生活・食事がわかる、というだけ。いつぞやあった「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」試写会とか「キラーコンドーム」試写会みたいなゆるいノリ。料理関係ということで森野が呼ばれたのだろうが、かなり存在感薄し。なんのためにいたのかよくわからない。

空耳アワーの結果

安齋、空き巣に入られたらしい。

ミュージシャン 曲名 賞品
メタリカロウ・マンズ・リリック手ぬぐい
ジェームス・ブラウンメイビー・アイル・アンダースタンド手ぬぐい
プリンスファミリー・ネーム手ぬぐい

戻る