02年8月9日 ギョーカイ コワイ話 九死に一生SP
ゲスト:浅草キッド、山田まりや、井筒和幸、ふかわりょう
夏の盛りの暑い時期といえば怪談である。タモリ倶楽部でもやっぱり怖い話ネタは欠かせない。ただ、夏でなくとも普段から怪談企画が入ってくるこの番組のこと、ただの怖い話で終わるはずがない。今回は、関係者なら一度は体験する(?)業界の怖い話をいくつか聞く。もちろん、業界初・怖い話界初の試みだ。

別にゲストが体験談を語るというわけではなく、業界人(ほとんどがハウフルスの社員だと思われる)が過去に体験した、業界人だからこそ怖いと思える話をキッドが紙芝居で紹介するのが基本的な展開。紹介されたのは某FDの生放送に遅刻した(けれど何もなかったように収録に入り込んだ)話、某中島カメラマン(仮名・笑)が警察が踏み込む前にやくざの事務所に飛び込んでしまった話、ラジオの収録テープが切れてしまい手で回した話、夜の撮影でライトを忘れてしまった話、4秒間の放送事故の分を埋めるために再生速度をほんの少し上げた話。

これらのほかにも合間には出演者の体験談がいろいろと語られ、生放送間の移動時間が12分しかなかった話、モノをはみださせたら修正なしで放送されてしまった話、映画の撮影で事務所を汚してしまった話、熊と間違われて撃たれそうになった話、ラジオで流れていたCMを切ってしまった話、挨拶する人を間違えてしまった話、小型飛行機で追突しそうになった話などが飛び出した。番組のロケ中の話も出てきて、昔の遊び対今の遊びの企画の最中、三脚を持っていったスタッフを泥棒と間違えたスタッフが紹介された。とほほ。


業界人なら語られる話の怖さが身にしみるであろう今回は、雰囲気的には怖い話ということもなく、ドジっぷり・間抜けっぷりに笑いが起こることのほうが多い和やかな怖い話企画となった。「雑な業界ですよね」という井筒のコメントが全てを物語っているような感じ。本当に雑な話ばかりだ。怖さという点では、紙芝居のネタより出演者の体験談のほうが数段上で、これは関係者じゃなくとも怖いと思えることだろう。また、机に無造作に置かれたガラス瓶と紙コップが安すぎてすばらしい。紙芝居も絵は上手いが存在自体がチープなので、まるで予算がかかってない印象。そのわりには一見怪談と思わせておきながらもひねった企画でいいのではなかろうか。煽るSEもほとんどなかったし、単なる怪談よりはずっといいと思われる。最初のまともな発言(空耳直前!)が思い切りすべったふかわはさすがというしか。

空耳アワーの結果

2本目、「これ面白かったね」と言いつつ手ぬぐいを出すタモリに、「最近『面白かったね〜』といってよく手ぬぐいを…」と安齋のするどいツッコミ。結局手ぬぐいのままだったけど。

ミュージシャン 曲名 賞品
コール・チェンバーフレンド?手ぬぐい
ジョニー・オズボーンスケンガッ手ぬぐい

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