01年8月3日 匿名リサーチ200SEX
ゲスト:つるの剛士、光浦靖子、辻本茂雄、志賀貢(以上出演)、渡仲三、岡本丈(以上VTR出演)
タモリ宛に一通の葉書が寄せられた。曰く、夫が夜の生活であっという間に果ててしまうと。今回はタモリチーフを中心につるのらの研究員がこの謎の解明に挑む。タイトルからわかるように、雛型はまんま「特命リサーチ200X!」のそれである。

男性があっという間に果てたケースとして2ケース紹介されているが、いずれも男性は早漏ではない。即ち女性器に原因があるのでは、突き詰めると女性が名器の持ち主ではないかという仮定で本編は進むことになる。ここで登場するのが俗にミミズ千匹と呼ばれる名器である。

ミミズ千匹とは膣内に襞あるいは粘膜の突起がたくさんある性器であり、男性は天にも昇る心地になるという。ただし、普通膣は出産時に拡張できるよう襞・皺を備え持っており、それだけではミミズ千匹にはなりえない。先天的にそれに近い襞を有することがまず第一のようだが、さらに構成要素の一つとして愛液が挙がった。ミミズ千匹の快感は男性器と女性器との摩擦に負うところが大きいため、愛液の多い女性ではこの快感が得られないというのだ。つまり、多すぎない適度な愛液がミミズ千匹の条件であるといえる。

ただ、2ケースの男性が共通して実感したのが男性器が吸われるようだったとか膣が絡みついてくるようだったというものである。これは先天性や愛液では説明がつかない。その解答となるのがオキシトシンなるホルモンである。オキシトシンは子宮の収縮を促すものであり、快感を司るドーパミンから派生するという。すなわち、女性が感じやすい体質であることが重要らしいのだ。

なお、巾着・蛸壺・カズノコ天井といった他の名器も紹介された。特に、カズノコ天井は膣壁が粒状である場合であり、ミミズ千匹との共存も可能であるという。こうした女性の見分け方は追って報告、と締め。また、次回放送される場合は早漏克服法を紹介するとのこと。


パロディとしても調査報告としてもよくできており、ハウフルスの面目躍如といったところ。ちゃんと「File No.1919」であったり小技も効いてる。ただ、「プロジェクトSEX」が好評であったからこれが作られたとどうしても考えてしまい、その点では二番煎じの印象を拭えない(調査に時間がかかるだろうからギャラクシー月間賞受賞を受けて作ったものではないと思われるが)。好意的に見れば安易にプロジェクトSEX第二弾としなかったところにプライドを見たという感じ。ほぼ台本通りに話が進んだに違いないので本編自体の面白さは特にない。強いて言うなら男性器と女性器の造形が面白かったという程度。勉強にはなる。わたしも一度ミミズ千匹にお目にかかりたいものだ。志賀は今回は解説をしたわけでもなく、持論を展開しただけで終わってしまった。流れにあまり乗ってなかったような。必要だった? 残念なのが、光浦がファイルを開くのに最後にスペースキーを押したところか。

空耳アワーの結果

2本目に中島ちゃんが出演。最近2度目の再婚をしたらしい。彼が出演したことで賞品は格下げだそうな。

ミュージシャン 曲名 賞品
パンテラ13・ステップ・トゥ・ノーホエア手ぬぐい
インコグニートポジティビティ手ぬぐい

戻る