00年4月7日 | めざせ杉作J太郎! 文化系スター誕生!! | |||||||||
ゲスト:佐藤正宏(進行)、パイレーツ(審査員)、井上満嘉、河井克夫、白根ゆたんぽ、細谷隆広 | ||||||||||
山田五郎、安齋肇、井筒和幸のような非芸能人の人気者、すなわち文化系スターをタモリ倶楽部は世に送り込んできた。その中でも、番組発の最も旬な文化系スターはもちろん杉J、杉作J太郎である。そんな彼の活躍に刺激されてか、番組出演を希望する文化人が急増中とのこと。そこで今回はその中から新たな文化系スターを発掘しようというオーディション企画を決行。井上以下4名が明日のスターを夢見てオーディションに臨む。 今回のテーマは「フレッシュな情けない人」。「情けない」といったあたり、まさに杉J路線の継承者を求めている格好だ。それにそぐう人材を見出すべく3つの審査を行うことに。 まずは素のキャラクターの観察。出場者を控え室で待たせ、その時の行動を別室で見る。素を探るという点では「エロ雑誌トトカルチョ」の趣旨と一緒だ。あとで水着審査と共にポーズをとってもらうと伝えてあるらしく、みんなその準備に余念がない。カメラの存在には気付かないうえ控え室には誰もいないということで、放送では映せないものが映ってしまったりもするが、それは仕方ないな。 続いて水着で情けない話の披露。「母親の尿を飲んでしまった」とか「1日2回射精すると具合が悪くなる」とか「歯の詰め物を誤って飲んでしまい排泄物から取り出した」とか、「妻を寝取られた」といったディープなエピソードが次々に飛び出した。 最後に特技披露とリアクション。特技を披露してもらいながらリアクションの面白さを見る。リアクション試験機となるのは、そう、杉作をスターたらしめた逸品、低周波レーザーガン。みんな特技を披露できなくなるくらいの過剰すぎるくらいの反応をするかと思いきや…あれ、河井は平気。しかも健康になった雰囲気すらある。無反応というのはかえって面白い。 以上を経て結果発表。優勝は順当なところで河井。知名度とかガロ出身であることを考えると、彼に行き着くしかないのではなかろうか。よく見ると番組を通して彼のエピソードばかりだったし。ガロ系文化人への期待を込めて、といったところか。賞品は杉作J太郎著の「ヤボテンとマシュマロ」10冊セット。「あんまり嬉しくない…」と素直な反応の河井。ガロ人脈ということで持っている可能性もあるし、ごもっとも。よしんば持っていなかったとしても、同じものを10冊渡されてもね…。でも総額18,900円という豪華賞品ではある。 今回は、あまり面白くなかった。ゲストのキャラからして弱かった。実質テレビ初出演であろう文化人たちに多くを求めるのは無理なのだけど。耳についたのがパイレーツの素直すぎる反応。「やだーっ」「きもちわるーい」を連発。そうかもしれないけど、やっぱり失礼だ。そういう反応をスタッフ側が望んだとしても、失礼だ。なお、河井に再び出演の機会があるかどうかはわからない。彼は一度生で見たことがあるけれど、ずいぶん印象が変わって見えた…テレビのせいか?あと、せっかくこういう機会があったのならばポスト杉Jと一部で目されている東陽片岡が見たかった。似すぎるとダメなんだろうか。 空耳アワーの結果 安齋、伊勢海老キャッチャーで見事海老をゲットしたとか。
|