99年10月8日 高度成長期 テレフォンショッピング
ゲスト:大槻ケンヂ、BOSE(スチャダラパー)、蔵野孝洋、小林國利(店主)、中野安子(進行)
世の中には常に新しいものが出つづけているから、古いものを使っているといざ壊れた時に同じものを探しても見つかりにくいもの。鼠捕りも、煙突掃除の道具もまた然り。そういう商品を絶滅寸前グッズと言うらしい。売れていないからそのような状態になるわけで、その視点に立てば後でタモリが表現しているようにデッドストックと言うこともできるだろう。今回は、そうした年配の人には懐かしい商品から今でも売れている商品まで、倉庫にある分も含め7,000種類も抱える雑貨屋から送る企画。商品の使用目的をクイズで当て、ついでにそれをテレビショッピング風で紹介。正解者は1問につき店の商品券500円分と問題となった賞品がもらえる(だが実際に商品をもらったかどうかは疑わしい)。オンエアで問題になる商品は檜風呂の隙間に防水のために差し込む「まきはだ」、その名の通りの「うちわ立て」、ごはんを入れたお櫃を保温するための「おひつ入れ」、布を伸ばすのに使う「伸子(しんし)」、どぶさらい(もしくはトイレ洗い)に使う「割竹」。他の解答者より15年ほどは長く生きているタモリだから年の功か、今回は独走。「3分たっても答えられないなら俺、(答え)言っちゃうよ」などと余裕もかます。それだけの余裕がありながらも他の人がひらめいた瞬間に答えるという、勝負に汚い面も久々にたっぷり見せる。したがって当然のごとく優勝はタモリで、6問正解(オンエア上は4問正解)のため3,000円分の商品券を獲得した。また、テレビショッピングパートでは商品を実際に使ってみるのでその使い方に結構感心するが、それよりも「お高いんでしょうねぇ」とか「えーっ!」という驚きようといったわざとらしさがたまらない。個人的には中野安子ひとりでツボにはまりまくり。出てきた瞬間手を叩いて大喜び。今回も「『もはや戦後ではない』と言われておりますきょうこのごろ」など、中野節は炸裂しまくりです。ちなみに商品を扱う時、中野以外みんな(店の商品と思われる)軍手をはめているのは商品に対するリスペクト?違うか。

空耳アワーの結果

安齋、九重佑三子「また一人」(アローン・アゲインのカバー)ブームらしい。

ミュージシャン 曲名 賞品
レッド・ホット・チリ・ペッパーズ ファイア 手ぬぐい
ジャニス・ジョプリン サマータイム 手ぬぐい

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