09年7月3日 | 打った! 焼いた! 研いだ! マイ包丁を作ろう!! | ||||||||||||
ゲスト:堀部圭亮、升毅、ビビる大木、古川久仁(指導) | |||||||||||||
タモリは料理企画の際、包丁を研いでおけと依頼するらしいが、その実、あまり切れないものが用意されているとのこと。ならば自分で作ってしまえ、というのが今回。いい鋼材を使えば、店売りの包丁に比べ、長く使えるのだそうだ。ということで、今後の料理企画で使う包丁をタモリ・堀部組、升・大木組に分かれて自分たちで作る。 材料は、鋼の両側を軟鉄で挟んだ鋼材。これを加工していく。まずは鍛造。あらかじめ古川が包丁の形に裁断した鋼材を火床で熱して、約1,000℃(鋼材が燃えるように輝いた状態)になったらベルトハンマーで延ばす。ベルトハンマーはペダル式で加減が難しいうえ、鋼材の両面を均等に叩いて延ばすことが必要であるため、みな怖気づいていたが、古川がペダルを踏んでサポート。一同は均等に叩くことのみに集中できた。ただ、それでいて鋼材を押しつけながらでないとずれていくなど、コツがある模様。タモリだけはペダルも自分で踏んでいた。 続いて荒削り。回転水砥石を使って、鋼材の酸化被膜を削っていく。古川によれば砥石の回転速度はそんなに速いわけでもないとのことだが、一同にとってすれば十分怖いレベル。これに鋼材をまんべんなく当てる。斜めに当てて、回転させるようにするのがいいらしい。黒かった鋼材が綺麗になっていくので、素人でもけっこうハマるようだ。荒削りが終わると成形へ。ベルトサンダーで余分な箇所を削り、包丁の形にしてゆく。成形の過程で大量の火花が飛ぶので、ゴーグルを装着しての作業だ。タモリがあまり一人でやるものだから、堀部も升組の包丁の成形をやった。 ここで古川商店の刃物コレクションを見る。28,400円の柳刃包丁「英」、18,000円の止型刈込鋏、6,100円の手造り(歯起こしも手打ち)銅おろし金、10,185円の毛抜き。それぞれ切れ味を試してみるが、当然ながら一流のそれで、一同感嘆していた。毛抜きでもみあげを抜いてもあまり痛くないというのは驚き。 さて、成形が終わった包丁は焼入れへ。成形後の包丁を熱した後、水に入れて一気に冷やして硬さを増大させる。これは古川がやった。そして最後に研ぎ。砥石で研いで、刃をつける。タモリは実際に自分でやっているだけあって慣れたもの。以上、3時間以上かけて包丁が完成。トマトもキャベツも綺麗に切れて、よく切れる包丁になっていた。ただ、升組の包丁は一部軟鉄が被っており、その原因が鍛造だ、と升と大木が責任を押し付け合ったまま終了した。 包丁そのものが危険だし、工程も危険だからか、みな一様に真剣で、あれよあれよという間にできてしまった感じ。刃物コレクションでは、高い刃物はよく切れる、という当たり前といえば当たり前のことをまざまざ見せ付けられた感じ。もっと見たい気はしたが、本題から外れてしまうのであの程度が限界か。包丁を作った以上は、近々料理企画をまたやるのだろうか? 少し気をつけておきたい。「お前興味ないだろう」と言われても「僕はテーマに沿ったものに興味を持つって決まっている」と裏設定について堂々と話す大木がいい。それにしても最近番組に女っ気がないなあと思って遡ってみたら、ここ3ヶ月くらいの間に出演した女性有名人がYOU、瀬尾幸子、ナヲだけってどういうことかしら。女性の興味を引かなさそうなテーマばかり扱っているのはわからんでもないが、たまにはアイドル的な人を出しても…って放っておいてもそのうち眞鍋かをりが来るか。 空耳アワーの結果 安斎、サボテンの剪定用に包丁を持っているらしい。
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