09年6月12日 | 今やレッドデータアニマル! 元祖ショックトーイ ゴムヘビの世界 | ||||||||||||
ゲスト:板尾創路(進行)、YOU、みうらじゅん | |||||||||||||
パッチンガムに代表される玩具をショックトーイと呼ぶそうで、これを研究している人が番組に近いメンバーにいた。みうらだ。中でも、いまや絶滅の危機を迎えているゴムヘビに愛情を注いでいるという。今回は、久々に番組側からの要請で企画を出せと言われたみうらが一押しのゴムヘビコレクションをいろいろ見る。 ほとんどが中国製であるゴムヘビ、主な生息地はパーティグッズコーナーや神社参道の土産物屋。これを買うためにみうらはわざわざ台湾まで飛んだこともあるという。そして実際は売れないのか、売れるとお店の人がショックを受けるのだそうな。さらに、大量に買い込んで帰国する際には、荷物チェックでヘビかと驚かれ、次にゴムが大量に入っているという事実に驚かれたらしい。 コレクションを見る前に、四大ショックトーイを押さえる。パッチンガム、びっくり箱、ブーブークッション、そしてゴムもの玩具(ヘビ、クモ、ゴキブリ、大便など)だ。パッチンガムやびっくり箱には反応が薄かったが、ブーブークッションは音がものすごく、YOUに使ったりタモリに使ったりで大盛り上がり。みんな大笑いだが、ブーブークッションの特集ではないため、ゴムヘビの話へ。 ゴムヘビもある程度類型化することができ、まずは基本形のとぐろ型。みうらは0系とも呼んでおり、黒や緑や茶がいる。中にはおかしなヘビがいて、頭がとぐろの中心ではなく端部にあるものも。基本形のもう一つが自由型で、自由型には口開けタイプ、ガラガラヘビタイプ(尻尾から音が出る)などがある。これらの中には、経費節減なのか腹を空洞などにして省略しているものもあった。また、生息地が特殊なタイプとして、100円ショップ産、ジャパンスネークセンター産などがあるが、安心素材をうたっており、もはやショックトーイとしての役割を果たしていないものもある。安心素材の売りは「フタル酸不使用」なのだそうで、みうらはこれがゴムヘビの猛毒であり、柔らかい素材の元と推察した。基本形以外の変異種としてはボールペンタイプ、とぐろ型の中でも体長が長い大蛇タイプが登場。大蛇タイプは身体にぴったり巻きつくという特徴があり、タモリやYOUも巻きつけて遊んでいた。 さて、このようにさまざまあるゴムヘビだが、これが現代でもショックトーイとして機能するのかを緊急検証。ハウフルスのエレベーターホールにゴムヘビを設置し、固定カメラにて一般の反応を見守った。編集の関係か、序盤は反応が薄かったが、総合的には意外と驚く人が多く、予想以上にショックを与えられるという結論になった。特に本国にゴムヘビがないというガーナ出身の営業マンの驚きようが大きく、完全に本物だと思ったとのこと。本物と見紛うデキだったのはフタル酸が含まれていることが大きい、と結論付けられたが、どこまで正しいかは不明。 この御時世にゴムヘビとはかなり古い感のある題材だが、そこはみうらが目をつけただけあって、面白く仕上がったと思う。四大ショックトーイは単純だけど、いまの子供にも十分通用する、むしろ新鮮に受け取られるのではないだろうか。尺をもたせるため、と思わないでもないが、検証企画もいい。警戒こそすれ、そこまで驚かなくても、と思うのだけど、いざその場に行くとやっぱり多少は驚くのかも。板尾は相変わらずやる気がなさそうで、OPの台詞も覚えられず台本を見る始末。それが許されるというのがさすが。あと、自分は(ゴムヘビ)ハンターだからいいけどみんなは扱いに気をつけないと、という設定をみうらが口を酸っぱくして言っているのに、途中からケースからゴムヘビを取り出す→遊ぶ→ケースに無造作に投げ込む、という流れになってみうらが困惑、というのがよかった。彼が困惑するところはあまり見られないし。 空耳アワーの結果 勝手に観光協会のライブで銀杏峯田の燃焼ぶりに触発されたサンボ山口、自分も爆発しようとしたが歌詞を見なければならない関係でずっと不完全燃焼に終わったらしい。
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