09年5月1日 1本で何でもウマい! 不況に強い万能たれ市場
ゲスト:マギー(進行)、升毅、江口洋介、瀬尾幸子(もやし茹で係)
最近は専用たれ、ローカルなたれが隆盛を極めているが、一方で現在は大不況の只中。たくさんのたれが台所の場所を食うようではいけない、ということで、何にでも使える万能たれがあればそのへんが一挙解決。そこで今回は、一番使えるオールマイティなたれを各地の万能たれを探すべく、マギーの俳優仲間とともに…升毅と江口洋介!? ともかくも、呑みながら各地の万能たれをゆでもやしにかけて食べてみて、最後に気に入ったものを料理に使おう、ということだ。

最初のたれは青森の「スタミナ源たれ」(焼肉系)。焼肉のたれながら、乾燥野菜を使わず生野菜で仕上げている。にんにくの香りがかなり強いが、そのわりにマイルドらしい。餃子やワンタンあたりが合いそう。次は沖縄の「うないソース」(焼肉系)。パパイヤ・島唐辛子など、沖縄の伝統食材を使用。当然スタミナ源たれとは全然違うようで、合いそうな料理も豆腐などが挙がった。ただ、江口の口には合わなかったようだ。岡山の「塩だれ」(焼肉系)はゆずと塩がベースのさっぱり風味で、野菜には何でも合いそうとのこと。

甲信越で名を轟かす山梨の「ビミサン」(めんつゆ系)は濃縮タイプで、普通のめんつゆより塩気が強いとのこと。結局めんつゆのようだ。同じくめんつゆ系の山形の「うまいたれ」は鰹だしが強めに出ている。甘みが強く、すきやきなどに合いそう。ここらで升はもやしの連続にしんどくなっているようだが、引き続き食べていく。愛媛の「ペコのしょうゆ屋合わせたれ」(トロピカル系)は濃口醤油にパイナップルなどを合わせており、ハワイアンに向けて作ったようだとの評価。かなり甘いようで、升やマギーのリアクションも大きくなった。

長野「万能のたれ(起源)」(焼鳥系。焼鳥店のたれに巨峰などを添加。フルーツの甘さが甘すぎない)、福岡「キャベツのうまたれ」(キャベツ系。焼鳥店の専用たれ。薄めであっさり)、広島「広島風辛口つけ麺のたれ」(つけ麺系。唐辛子とごま油の風味が効いてけっこう辛い)は駆け足編集、そして最後は宮崎の「ナンデンゴたれ」(鰹のたたき系)。見た目ほどの濃厚さはなく、意外とあっさり。ピーナッツが入っているのがポイントで、サイコロステーキや鍋に合いそう。

以上を踏まえてそれぞれがお気に入りのたれを使っておつまみを作る。料理をしないメンバーは調理者のお手伝い。まずは升がペコの合わせたれで牛肉のしぐれ煮を、塩だれできんぴらごぼうを作る。マギーが唐辛子を用意しすぎて、その辛味が部屋に充満するというハプニングはあったものの、料理自体は問題なく完成。しぐれ煮はしっかり旨く、きんぴらはまあなくもない、といった評価だった。江口はビミサンで焼きうどんを味見もせずに豪快に作ったが、醤油の味が強くなくだしの旨味が出た、塩焼きうどんといった仕上がりになったようだ。瀬尾も参加して、ナンデンゴたれを使って鶏肉・かいわれ・わかめの和え物を作った。さすが料理研究家、抜群の相性だったようだ。最後はタモリ。うまいたれと塩だれで小アジの南蛮がけ(の簡易版)を作る。たれに漬け込まず、さっとくぐらせるのがポイント。これも当然一同大絶賛のデキ。結論としては、当初のコンセプトとは異なるものの、たれは複数本あった方が料理が広がる、と。


少し前の松たか子もたいがいだったが、まさかこの番組に江口洋介が出るとは…。あまり番組に溶け込んでる感じはしないし、出演の経緯がよくわからない(マギーの俳優仲間という名目は信じがたい)が、ひょっとしたら「GOEMON」のプロモーションの一環か? 映画の紹介は全然なかったけれど。スタミナ源たれは最近いろいろな番組に取り上げられるようになったが、よく言われる「シェア7割」は本当かね?といつも思う。実家にいた頃、周りで買ってる人は誰もいなかったんだが…。それはともかく、企画はオールマイティなたれなどないよね、という結論で料理がメインになってしまった感。ならば瀬尾の出番をもっと増やしてもいいように思った。酒を呑むことばかり言っていた升がいかにも酒のアテみたいなのを作ったのは、ああ、酒呑みなんだなあという感じでなかなかよかった。「沙粧妙子」からもう14年か! あの頃に比べて若返った気がするのは何故だ。途中、D.ヤマダの携帯電話が鳴るハプニングがあったが、めちゃくちゃ痩せてないか。身体は大丈夫なのだろうか。

空耳アワーの結果

ミュージシャン 曲名 賞品
レッド・ホット・チリ・ペッパーズジョニー・キック・ア・ホール・イン・ザ・スカイ手ぬぐい
ヴェルヴェット・アンダーグラウンド僕は待ち人手ぬぐい
オジー・オズボーンクレイジー・トレイン手ぬぐい

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