09年4月17日 | 叩けるもの、全てあります! 潜入!ジャパン・パーカッション・センター | |||||||||
ゲスト:渡辺祐(進行)、ナヲ、ダイスケはん、西尾健二(2F)、博多華丸・大吉、本山文博(6F)、山田俊幸(5F)、小出紘子(3F) | ||||||||||
音楽のリズムを司り、なくてはならない存在といってもいい打楽器。そんな打楽器の聖地・ジャパンパーカッションセンターが浅草にあり、ナヲがここへシンバルを買いにやってきた。今回はこのショッピングに同行するとともに、さまざまな打楽器を見ていく。 まずはお買いもの、ということで2Fのドラムシティへ。西尾がマキシマムザホルモンをイメージして選んだのはPAiSTe。華丸大吉は違いが全くわからないようだが、実際に叩いてみてある程度は納得したようす。で、西尾が見立てたセットで試奏するが、この中には既に廃盤のライドシンバルも含まれており、ファン垂涎のセットになっている。試奏を経て、18インチと19インチのクラッシュを買うことになった。 買いものはここまでで、あとは他のフロア探訪。6Fのパーカッションシティ(鍵盤などの大物がメイン)では、450種にも及ぶティンパニーのマレットを試してみる。中でも、作曲家別に16種類作られたものを聴き比べる。ここは華丸・大吉が選んできて叩いてみるのだが、そもそも作曲家名が読めないようで苦戦。選んだのはベートーベン、ブラームス、メンデルスゾーン。ベートーベンはアタックが強く、ブラームスはいくらか柔らかめで倍音が響き、メンデルスゾーンはベートーベンよりもさらにアタックが強い音だった。ただ、実際に一同に違いがわかったかというと、タモリでさえちょっと怪しい感じ。 続いて5Fのパーカッションシティへ。小物が中心のフロアで、一通り回りながら触ってみるが、ここでは見た目では音が分からない打楽器なるものを3つ見る。まずは水鉄砲のような外見の、シャンパンのコルクを抜いたときの音がするポップガン。続いて本体の底に細長いスプリングがついている楽器。これはスプリングが自由に振動するように本体を振るスプリングドラム。雷のような音を出す。最後は本体に長さのそれぞれ違う細い棒が立っている楽器で、その正体は本体に水を入れて棒を弓で弾くオーシャンハープ。地下の扉を開くような音がした。 最後は3Fのエスニックシティへ。名前で想像できるように、民族楽器のフロアだ。ここでは近年売り上げが伸びているジャンベを中心に見る。ジャンベは北アフリカの楽器だが、生産国によって音が違うとのことで、コートジボワール産は余韻がそれなりにあるが、対するギニア産は余韻が短く、マリ産は余韻がいちばん長く伸びてよく鳴っていた。また、ジャンベプレイヤーの必須アイテムなるカリテも見せてもらう。これは木の実のバターだそうで、手に塗ってひび割れを防ぐとのこと。そしてみんなでジャンベを中心としたセッションを行って終了。 懐かしいなJPC。最近はさっぱり行かなくなったが、学生の頃は東京に遊びに行くと2回に1回くらいは行ってたと思うので「そうそうこうだったっけ」みたいな感じで懐かしく見た。ナヲのドラムはおまけのようなもので、むしろ本題はフロア探訪。パーカッションにありがちな謎の楽器を挙げたり、成功したかどうかは別としてマレットの微妙な違いに踏み込んだのはよかったと思う。このあたりはJPC側から要望があったのかも。ここはアンサンブルの楽譜もわけがわからないのが多くて楽しいのだけど、さすがにそれはテレビ的じゃないという判断だろうか。華丸大吉が初出演。いきなりこんな企画では荷が重い気もするが、何とか自分のフィールドに呼び込んで消化しようとしていたし、まあまあ健闘したと言えるか。もう少しアウェー感のないメンバーで見てみたい。 空耳アワーの結果 ゲスト全員で、久々のネタ2本。今回の企画のネタ元は安斎らしい。
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