09年3月27日 徹底検証! 髭男爵のワイングラスは何故割れないのか!?
ゲスト:眞鍋かをり(進行)、竹山隆範、庄司大輔(解説)、髭男爵
事の真偽は定かではないが、グラスで乾杯する髭男爵のアクション、これでなぜグラスが割れないのかがバーテンダーの間で話題沸騰なのだという。この真相を探るべく、わざわざリーデルのショップを訪れ、その秘密を探る。迎える庄司も、この件については真相を把握していないようだ。

そもそも、ワイングラスを当てるという行為はあまりおすすめできない(割れるため)ようで、やるならグラスの膨らんだ部分をそっと、というのがいいらしい。髭男爵の使い方は勢いもあって明らかに本来のものではないだけに、謎は深まるばかり。乾杯シーンのみを編集した検証映像でも、音は明らかにリーデルのそれではないことがわかる程度。と、ここで本人登場。種明かしをしてもらうと、東急ハンズで買った強化ガラスなのだと。

ただ、そこに至るまでは紆余曲折あったらしい。スタートはリーデルのボルドータイプだったものの、薄く割れやすいことが問題になり、リーデルブルゴーニュタイプへ。それもグラスの反響音が長すぎ、以下100円ショップのグラス(安い音でボケが軽くなるためボツ)→リーデルシャンパーニュタイプ(細長くて当てにくい)→リーデルマティーニタイプ(なんだかよくわからない)→川島なお美モデル(反響音が長い)→ハンズのボルドータイプと変遷していったのだそうだ。これだけ試行錯誤していると乾杯のフォームも格段に進歩している、ということでリーデルのハンドメイドの最高級品で乾杯フォームを披露してもらうことに。最初は衝撃を逃がすだのいろいろと講釈を垂れた山田ルイ53世だったが、いざ21,000円のグラスを手に披露となるとヘタレ全開。

ところでリーデルでは60種類ものお酒別のグラスを扱っているそうで、その選定方法もいろいろなグラスで試飲して最も合うものを見つけるというワークショップ方式らしい。対象の酒に割って飲む種類のものはないらしいが、今回敢えて庶民の酒であるレモンサワーに合うグラスをワークショップで見つける企画を敢行する。候補のグラスはシャンパン用、白ワインのヴィオニエ/シャルドネ用、リキュールのアプリコット/プラム用、マティーニ用、最高級ブルゴーニュワイン用。総体的には口が広く香りの広がるものがいいようで、最終的には最高級ブルゴーニュワイン用が多数の支持を得た。下戸のひぐち君は次の仕事もあるというのにぐいぐい行って最後は真っ赤でベロンベロンに…。


徹底検証というわりに前半と後半で全く内容の違う企画だったが、サンミュージックが竹山とセットで髭男爵を出したくてそこからスタートした、出演者先行の企画だったのだろうかと邪推。それでも、前半の試行錯誤についてはあまり語られていない(語られているんだろうけど見たことがない)ので感心するところが多かったし、後半はひぐち君がベロベロになったとはいえ基本的には和やかなムードで飲み進められていて悪くない。眞鍋がかなり久しぶりに進行を担当したわけだが、いいかげんこの番組にも慣れているだけあってソツなくこなしていた印象。進行しつつも、ワークショップでは量を飲むというただ一点においてのみグラスを選んでいて相当な酒好きを窺わせた。一方で、なんだか一気に老け込んだ感じもする。大丈夫だろうか。後半タモリが「ルネッサーンス!」を自分からやっていたのにはびっくり。キャリアがずっと下の後輩のネタをためらわずにやるなんて、柔軟というか変なプライドがないというか。だからこそ今の地位があるのだろうか。

空耳アワーの結果

ミュージシャン 曲名 賞品
ザ・ビートルズアイム・ダウン手ぬぐい
エルヴィス・プレスリーサスピシャス・マインド手ぬぐい
レッド・ツェッペリンハートブレイカー耳かき

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