09年3月6日 マスターすればいつでもどこでも好きな時にできるヌク技術!!
ゲスト:勝田和宏、ガダルカナル・タカ、FUJIWARA、高橋勤(指導)、伊藤和晃(シミ抜き実演)
大田区には天下一品の腕を持つ業師のいるヌキどころがあるという。もちろん風俗ではなく、シミ抜きの達人というかシミ抜きの学校、不入流東京伝習館があるのだ。ここはプロの業者を中心に年間約120人がシミ抜きの技術を学ぶ、いわばシミ抜き虎の穴。この不入流、試験に合格すると師範の肩書を得て、その上に師聖、匠聖、玉聖との肩書があるという。今回指導の高橋はシミ抜き一筋40年、相当上の位のようだ。今回はここでシミ抜きの奥義を体得、出演メンバーのヌキたいシミを抜きまくる。

今回の出演メンバーがヌキたいシミはというと、勝田(今回は彼も進行ではなくゲスト側)が野球のユニフォームの泥汚れ、藤本が高級ダウンジャケットの油ジミ、原西がスカジャンの購入時からある原因不明のシミ。原西のスカジャンはシミがあるということで古着屋でそこそこ安く買ったものらしいが、タモリの鑑定によればニセモノのようで…。

さて、順にシミを抜いていく。まずは勝田の泥ジミ。バキューム装置で生地を吸いこんでおいて、電磁ガンで有機溶剤を塗布、スチームガンで蒸気を噴射するというのが基本。シミに応じてシミを浮き上がらせる万能ジェルも使用する。今回の泥のようなすりこまれた汚れに使うようだ。高橋が実際にやってみせるが、それこそ瞬く間にユニフォームが白くなっていく。これを見たタモリも挑戦。漂白させる酸化剤も交えてのクリーニングだ。勝田はユニフォームの行方を不安がっていたが、さすがはタモリ、いきなり匠の技を披露。

藤本の油ジミには油性の汚れを押し流すタガクリーンを使用。クリーナーを染み込ませた布でシミをこすり、そこにエアーを噴射して乾燥させる。ダウンは藤本の申告したシミだけではなく全体がシミだらけらしいが、高橋の手にかかれば一瞬。ダウンがヘタるということもなく(これにはダウンが本物であることも関係している模様)、綺麗な仕上がりになった。藤本も自分でやってみることに。肝心なところでヘタレるらしく混乱しつつも、無事ヌクことができた。

原西のシミは油性インクだった。しかも裏地に使う弱い生地を表地に使っているらしく、ニセモノ疑惑がますます強まる。これにより、本来使いたい薬剤が使えないらしい。で、使ったのは万能ジェル。これで汚れを浮かし、当て布をして超音波洗浄機で振動させて最終的にエアーを当てる。これも高橋の実例を見てから原西が自分でトライ。超音波洗浄機の使い方に戸惑いながらも何とかうまくヌクことができた。

さらに、クリーニング業者を悩ませるヌキにくいシミについてもカウントダウン方式で聞く。ここでは、それまでゲスト側にいながら全く絡むことのできなかった勝田が進行に回った。第3位はカレー。万金丹、亜染色離脱剤X、ハイドロサルファイトの3種の薬剤で抜く。これが達人の伊藤の手にかかると約4分で終了。第2位は赤ワイン。万金丹、亜染色離脱剤Xに修正用アルコールを使用する。伊藤は約5分でヌイた。第1位は意外に受け取られたが、水性インク。繊維と繊維の間に入り込むインクが厄介なのだとか。これも万金丹、亜染色離脱剤Xを使い、万能ジェルも併用する。ヌキにくいシミだけあって、伊藤の手でも11分半かかった。それだけかかっているのに勝田は「簡単に落ちるもんですねえ」と言ってしまい、一同から総スカンを食っていた。


確かにマスターすればいつでもどこでもヌケるかもしれないが、使う道具があまりにプロ仕様。そのうえ高橋がぶっきらぼうというか素気ない感じなので(よく言えば職人っぽい)技術的にはご家庭ではあまり役に立ちません、というお話。それでもFUJIWARAの悪戦苦闘ぶりがなかなかだし、いじられ方を心得ている姿勢が予定調和の流れを引き出してそれがかえって懐かしく、彼らにだいぶ助けられた回と感じた。勝田がゲスト側とは意外だったが、進行に戻るのは予定通りだったのだろうか。唯一自分のシミを落としてないし、間を割っていくこともできなかったので、仮に予定外の展開でも仕方なしか。やはり局アナはあくまで進行として使うのが良いようで。ヌクとか何とか、下ネタトークはOPの時点でほとんど終わっていたのだが、匠聖などの肩書きの話になってすかさず「射聖」を名乗るタモリはさすがというかくだらないというか。

空耳アワーの結果

ミュージシャン 曲名 賞品
サラ・ブライトマンクエスチョン・オブ・オナー手ぬぐい
シャキーラアントロヒア手ぬぐい
ラズベリーズマイト・アズ・ウェル耳かき

戻る