09年1月23日 | プロの鉄道マンへの近道! 東京観光専門学校で本気で鉄道を学ぼう!! | ||||||||||||
ゲスト:六角精児、土屋礼央、ダーリンハニー、ガダルカナル・タカ(進行)、小林栄一(解説)、武井伸也(1時間目担当)、専門学校生4名、池田貴之(2時間目担当)、中村路代(3時間目担当) | |||||||||||||
市ヶ谷は大学の街として知られるが、創立41年にもなる東京観光専門学校なる専門学校もある。観光全般について学べる専門学校だが、今回のメンバーからしてお目当ては当然鉄道サービス学科。今回は駅務員・車掌・運転士などを養成しているこの学校で鉄道マン養成カリキュラムを受講する。 1時間目は鉄道プランの作成。時刻表を活用して目的地までの移動プランを立てるというもの。今回のお題は12月22日、上野7:58発快速ラビットで出発して当日以内に東北本線千曳駅を目指す(北海道&東日本パスのみを利用、食事は駅弁で考慮)というもの。ちょっとしたトリックがあるらしく、それに気付くかがカギ。タモリ・土屋と六角・ダーリンハニー吉川の2班でそれぞれ計画するが、結果的にはほとんど同じものに。両チームあっさり正解にたどりついてしまい、トリックが何かは明らかにならなかった。一応優劣を評価することになり、旅客の立場に立った食事に対するフォローでタモリチームが勝利した。 2時間目は車内アナウンス。車両を模した座席もある中、専門学校生の希望やエピソードを聞きつつアナウンスに挑戦する。運行する列車の名前、停車駅と到着時刻、車内設備が記されたプリントを見ながら、台本なしで「何を伝えるか」について考えるという実践的なもの。まず、吉川がフレッシュひたち75号のアナウンスに挑戦。タモリのSEを交えてなかなかの安定感を発揮したが、良かれと思ってやった車掌の声色の真似が所々鼻にかかっているといういまひとつの評価。土屋はのぞみ32号のアナウンスに挑戦。後半、テンパってグダグダになりながらも何とか乗り切るが、吉川ともども喋るのが少し速いとの評価だった。 3時間目は車内販売。講釈は抜きにして、即実践による勉強に移る。最初に挑戦するのは六角。チリ紙交換みたいだと言われるほどヒドい内容。入ってきたときに一礼がなかったのも大きなマイナスとのこと。続いてタモリ。乗客に扮したメンバーとの小芝居が入ったが、歩く速度もトークも上々の評価。乗客の目を見ながら歩くという彼なりの車内販売のキモもまさにその通りで、ほぼ完璧だった。 4時間目はグループディスカッション。面接試験を想定して、発言能力の向上をめざす。今回はディベートの形で、タモリ・土屋・吉川と六角・学生一同というよくわからないチームで東京−博多間の移動方法について討論。タモリらが新幹線を、六角らが寝台列車をそれぞれ推すという立場だ。各人の意見はともかくとして、流れに乗って発言ができたか、ということが大事とのこと。で、なぜか勝ち負けの話になり、議論自体は新幹線側が圧倒していたにも関わらず小林の個人的な思いで寝台列車側の勝ちになってしまった。 鉄道企画は鉄板と言わないまでも外れのない安牌なので、今回もそれなりに楽しめる。偏見なのだろうけど、講師陣が思ったよりまともで、もう少しキレキレの人がいるのかと思っていただけに残念。吉川も土屋も健闘していたのに車内アナウンスのダメ出しがなかなか強烈、あれなら現在の車内アナウンスは半分くらい不合格なのではなかろうか。グループディスカッションもけっこう酷いオチになっていて、まあさすがに実際の授業ではあそこまで議論を捻じ曲げることはないと思うが、かえって志望者を減らすことにならないだろうかと少し心配。それにしてもダーリンハニー長島の扱いがどんどん軽くなっていっているように思われる。電車に興味がないだけに思いっ切りアウェーであるのは仕方ないのだが、それにしても入れていない。いっそ電車の世界に飛び込んでしまってもいいのでは。あるいはダーリンハニーばかり使わずに芦沢教授とかななめ45°を使っても…とはいえななめ45°は最近ご活躍のようだしスケジュール云々の関係なのだろうか。 空耳アワーの結果
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