08年11月21日 麻布十番の中華料理店「萬力屋」で中国人シェフと中国将棋で勝負!!
ゲスト:伊集院光、ZOE(兼通訳)、康秀峰、劉国平、劉健
麻布十番の中華料理店・萬力屋では、休憩に入るたびに店先で店員がゲームに興じており、そのゲームが何なのか、界隈で働く人々の注目を集めているという(それってハウフルス社員が気になっているだけでは…)。その実態は、中国将棋の象棋(シャンチー)。中国人以外はほとんどやっていないため、いま覚えると日本の第一人者になるのは必定。ということで今回は、象棋を萬力屋シェフから学び、最終的にはシェフと対決する。

象棋はZOEも子どもの頃からやっていた、麻雀に匹敵するほど中国ではメジャーな遊びとのこと。それでも、日本では売っていない(少なくとも、シェフたちは見たことがない)という駒は、日本の将棋に似ているようで非なるもの。例えば、王将に相当する駒は「将」「帥」になるなど、対戦陣営により駒の役割は一緒でも名称が異なる。先々の勝負を見越してか、タモリは概要の段階から積極的にルールに食いつき、貪欲なところを見せた。

ルールを学ぶ前に店の料理をいただく。シェフが一人一品作った料理は焼き棒餃子、麻婆丼、煮込みあんかけ麺。いただきながら、毛沢東は中国ではアイドル的人気を博している話、シェフの住まい(康の自宅がタモリの自宅にかなり近いことが判明)、ZOEが日本に来たきっかけ、シェフの趣味、好きな日本の有名人についての雑談をした。康の趣味はカラオケだそうで、十八番の「くちなしの花」を唄ってもらった。

既に尺の2/3を経過しているが、ここまで来てようやく象棋を学ぶ。駒は日本と名前が違うだけで、基本的な動きは日本と一緒、というものが多く、それに特殊な動きがあるものがいくつか、という感じ。チェスのナイトや八方桂と同じ動きの駒や斜めにふたつ進める駒、斜めにひとつ進める駒もある。「将」「帥」は前後左右にひとつ進める。詰められると負けなのは将棋と一緒だが、決まった空間しか動けないらしい。また、相手の駒を取るときは、他の駒をひとつ飛び越えなければならないとのこと。

ルール説明は妙にあっさり終わり、メインの象棋対決。タモリチームと康とのマッチアップだ。実際に駒を動かすとなるとなかなかイメージの湧かないタモリにZOEが手助けするも、それも慣れたメンバーにはいまいちの手のようで、劉国平がサポートを始めた。しまいには彼の反応を見ながらおっかなびっくり動かすことに。そうしながらも対戦は徐々に盛り上がりを見せ佳境を迎えたが、萬力屋の夜営業開始によりタイムアップ。無理矢理タモリチームが優勢、ということにして終わった。


もともとタモリや伊集院は将棋がそんなに得意ではないのだろうか? 将棋と違うルールがけっこうあるとはいえ、象棋にはけっこう苦戦していた感じ。もう少しじっくりやれば、見ている側としても戦局を眺めることができたように思う。ただ、象棋はあくまでおまけ、というような編集になっていた気もする。シェフたちのキャラクターが予想以上によかった(オチと言っていいかわからないけど北島、北島…の三段オチはよかった)のでそちらに時間を費やしたということなのだろうが、いっそのこと企画をそちらに鞍替えしてもよかったかも。こういう人たちを相手にうまく場を回す伊集院はさすがとしか言いようがない。彼が進行だからこそ成立した企画とすら感じた。

空耳アワーの結果

タモリ、「誰が知らない…」と噛む。

ミュージシャン 曲名 賞品
セリーヌ・ディオンオール・バイ・マイセルフ手ぬぐい
アダモサン・トワ・マミー手ぬぐい
ダリル・ホールリトゥン・イン・ストーン手ぬぐい

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