08年11月7日 まだ魚食べてるの!? 刺身のツマをつまみに呑む
ゲスト:浅草キッド、なぎら健壱、阿部雅晴(解説)
魚で呑む、というのは酒飲みにとってはごく当たり前、至高の組み合わせなのだろうが、いまや魚で呑むのは貧乏臭いのだそう。最先端の呑ん兵衛は刺身のツマで呑むのだとか。ということで今回は、さまざまなツマを肴に一杯。ロケ地も築地のツマ専門店と本格的で、特製のツマの舟盛りを前にいろいろいただく。

まずはツマの8割(一日5〜10tも出るとか)をも占めるらしい大根で作った白ツマ。玉袋やなぎらは蕎麦のように取って本当に美味しそう…なぎらの眉はハの字だが。正直なタモリは「良くも何ともない」との感想だった。続いて人参で作る赤ツマ。なぎらは引き続きハの字、タモリもグルメ番組の顔には程遠い。次はみょうがツマ。タモリがみょうが好きということで、積極的に食いつく。実際旨いようで、これはなぎらもおかわりしていた。

4つ目は大葉(青じそ)。大葉があればガムは要らないのだそうな。実際のところは刺身がなければけっこう苦いらしい。大葉に続いてはほじそ(紫蘇の実)。なぎらが茎から綺麗に歯でこそげ取る技を披露するが、あまりのえぐさについ本音が漏れた。次は赤め(蓼の若芽)。通は丼で行くらしいがもちろんそんなはずはなく、なぎらも玉袋も涙目。蓼食う虫も〜の諺は伊達ではないといったところ。

植物からようやく脱却して出てきたのは海藻の三色盛り。ニワトリのとさかに似ていることからとさかと呼ぶそうで、赤とさか、青とさか、白とさかの三点(色の違いは処理の違い)だ。味はさほどないが、まあ食べられるというレベルの模様。と、ここまで来て小菊が登場。なぎらはすっかり及び腰で、父の教えも持ち出す始末。それでも口にするが、さすがの苦味にひどい顔だ。さらに博士が玉袋は量を食うと無茶振り。当然ながら苦しそうにしていた。

以上、さんざんツマを食べた一同。たまには貧乏人が食っている魚も食べようかなどと言っている矢先、ツマに関するクイズに正解すると中トロを贈呈、という企画が湧いて出て俄然張り切るなぎら。めったに見られない集中力を見せ、問題が半分も読まれない段階であっさり正解。しかし、さて食べるかと醤油皿をつくっている隙にタモリに中トロを奪われてしまっていた。


一応呑み企画になるんだろうが、普段ツマを肴に呑んでいる(という設定の)なぎらと玉袋のコント企画、といってもいいような、とにかく設定命の企画になっていた。よほど辛いのか、なぎらのテンションがどんどん下がっていくのが面白い。玉袋の精一杯のコメントも空しく響くばかりで、ふたりが一方的に苦行を強いられているかのような展開。タモリがあまり表情を変えずに黙々と食べている(量の多寡もあるのだろうけど)のが不自然に思える苦しみようだ。海藻の三色盛りまで不味そうに食べているのは少々意外だが、それまでの流れもあるのだろうか。誰も最後まで酔わないまま終わったし、この番組で見ていてあまり美味しそうじゃないなあと思わせることは珍しく、そういう意味では貴重な回になるかもしれない。

空耳アワーの結果

ミュージシャン 曲名 賞品
ヴァン・ヘイレンジャンプ手ぬぐい
ミスター・ビッグダディー、マザー、ラヴァー、リトル・ボーイ手ぬぐい
「RENT」オリジナルサウンドトラックシーズンズ・オブ・ラヴ手ぬぐい

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