08年10月31日 地図専門誌が大集合! 地図サミット2008
ゲスト:山崎樹範、堀部圭亮(進行)、今尾恵介、野々村邦夫、木村雄一、猪原紘太、石川剛、太田弘
インターネットの地図サービスやGoogleストリートビューを挙げるまでもなく、地図は日々更新されている。当然そんな地図のトレンドを追った雑誌も多数存在。今回は地図専門誌の編集者が一同に会し、地図界の現在・未来を熱く語る。

まずは地図のことなら何でも扱うスタンスの総合情報誌「地図中心」。最近の特集は大学受験対策としての地図、目黒区。理事長の野々村(国土地理院院長も務めた大物!)の自慢の一地図は現在絶版の太平洋戦争戦史地図。いつどこでどんな軍艦が沈んだかが記されている。今までまるで興味を示さなかった山崎もようやくここで食いついた。続いて地図製作のプロのための雑誌「地図ジャーナル」。最近の特集は日本の地図の基準点をめぐったルポ。鉄道好きでもあるという編集木村の一品は試作品の全日本虫めがね地図。虫めがねでないと読めない大きさで、全国の市町村がびっしり記されている。地図印刷技術の限界に挑戦した一枚だ。

次は無料、年2回発行の「地図の学際」。「学際」にはさまざまな分野の境界にいる人が集まって新しいものをつくろうという思いが込められており、毎号各界の専門家が執筆するページも。最近の特集は戦後の日本の地図を作った米国極東陸軍地図局。社長の猪原の一品はケニアの学校地図帳。地図にあらゆる情報を盛り込もうというシステム・GISの専門誌「GIS NEXT」にはタモリも興味津々で「早速買おう」とものすごいガッつきようだ。編集部長の石川の自慢の地図は海底の地形図。「地図−空間表現の科学」は学会誌っぽいが専門誌にカテゴライズ。アピールポイントは毎号地図が付録になっていること。編集委員の太田の一品はサンフランシスコ−ロサンゼルス間のアメリカ海軍航空図と北海道周辺の帝国海軍航空図。

以上出揃ったところで緊急企画、「輝け!うん地図王決定戦!!」。うん地図とは地図のうんちく。要はクイズ企画だ。今尾監修のマニアック問題だが、一応山崎も一般人として参加。問題は「老人ホーム・風車の地図記号は?」「フリップに示した県境のそれぞれの県名(3県分)を記せ」「各人に渡された地形図にある間違いは?」。一問目から全員不正解という波乱の展開の中、最終問題は100ポイント(それまでは1問10ポイント)というありがちなルールに乗じて優勝したのは猪原。賞品として世界チーズ詰め合わせを獲得した。ちなみに最終問題の地図の間違いは平成2年修正版。野々村がまだ国土地理院にいた頃のようで、野々村は苦笑しきりだった。


地図の雑誌はよくわからないので、そういう雑誌があるのね程度の感想。うん地図王決定戦は編集者たちが意外と答えられてなかったし、さすがに内容の濃い問題だったのでなかなかよかった。雑誌紹介がメインだったのだろうから、時間の穴埋め的な位置付けになっていたのが少し残念。それにしても地図企画なら山崎を使ってる場合じゃないだろう。チズ・マスカラスはどうした! 山崎は全くついていけてなかったし、ならばチズでもよかったような。もう過去の人ですか、そうですか…。まあ今更彼もないか。あれだけ地図に造詣の深いタモリがGISについてほとんど知らなかったのは意外。電脳関係はあまり強くなさそうだからそういう意味では妥当なのかもしれないけど。

空耳アワーの結果

安斎、寝小便をしたらしい。

ミュージシャン 曲名 賞品
ジプシー・キングスコモ・シエント・ジョ手ぬぐい
メタリカダイアーズ・イヴ手ぬぐい
シャキーラケ・メ・ケデス・トゥ〜あなたが残る手ぬぐい

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