08年9月19日 10分間に全てを賭けろ! 手作りアンテナで宇宙からのメッセージを受信しよう
ゲスト:土屋礼央、おぎやはぎ、伊集院光(進行)、宮崎康行(解説)、黒崎祐一、学生一同
日本大学理工学部が人工衛星SEEDSIIを飛ばしており、そこから音声メッセージを発信しているという。その受信方法にはさまざまあるが、手作りの八木アンテナ(原理そのものは今でも使用されている)でも受信が可能なのだとか。ロケ日にちょうど人工衛星の周回軌道に乗るということもあって、今回は宇宙からのメッセージを手作りアンテナで受信する。

とはいえ受信可能な時間(SEEDSIIが東京上空を飛んでいる時間)は限られており、9時41分からの12分間のみ。このため、タレントの入りも7時半、ロケ開始が8時半くらいということになっていたようで、急いでアンテナ作りにかかる。アンテナ作りおよび受信は、タモリ・土屋とおぎやはぎの二組で行う。アンテナは電波を受けるエレメントが6本の高性能タイプ。角材に規定通りの間隔で穴を開け、規定の長さに切ったアルミ棒を角材の穴に通し、アンテナ角度を確認するための分度器とおもりをつければできあがり。何とか時間前に完成した。

アンテナができると次は受信ということになるが、時間がないのでぶっつけ(一応練習する予定ではあったようだが)。一人がアンテナを持ち、一人が周波数を調整して受信するという態勢。流れてくるメッセージは女性の声、子供の声に加え、アルファベットの暗号コードも含まれるという。これを聞き取り、それを報告すると受信証明書のカードがもらえるらしいので、今回はそれを貰うことが最大の目的になる。受信開始してしばらくは試行錯誤が続いたが、5分くらいでおぎやはぎ側が信号をキャッチ。聞こえてくる声におぎやはぎも大興奮。続いてタモリ側も信号をキャッチして、肝心のコード聞き取り、ということになるのだが、これが速さにあまり聞き取れなかった。

読み上げ速度のあまりの速さにブーイングが起きるが、受信のチャンスはまだ残されており、アンテナと周波数の調整をしながら次のチャンスへ。一度電波を逃しかけながらも執念で再キャッチし、何とか聞き取った様子。3回目のチャンスも受信しかけたが、これは軌道から外れてしまったようで無理だった。

最後に答え合わせ。これから受信しようという人のために、番組内ではコードを隠したうえで宮崎に確認してもらうという形での確認になったが、全9文字中、タモリ組は4文字、おぎやはぎ組は6文字合っていたとのこと。これでは証明書であるベリーカードはもらえないが、「受信している現場を見てないからその証拠でコードが必要」で、現場を実際に見てもらっていたタモリたちは十分に資格があるはずとの屁理屈で見事に一同カードをゲット。他にも東大の衛星もロケ時点で受信可能なところを飛んでいたようだが、電波受信のために何も遮るものがない、暑い場所でロケをしていたせいでタモリが音を上げそのまま終了。


「アンテナを持つ人、周波数を合わせる人、書く人が要る」「4人1チームの方がよかった」と言われていたように、チーム編成に難があって大成功といかなかったのが残念だが、企画自体はさすがタモリ倶楽部と言えるアカデミックな内容。学生が人工衛星を飛ばせるなんて、自分は大学で何やってたんだろうと思わんでもないが、それは措くことにする。メッセージを受信可能な時間が短いせいで、受信がオンエア上ほぼノーカットと思われる中で展開されるのがスリリング。やる気のなさそうだったおぎやはぎチームの方が好成績だったというのもかえって面白く、なかなかよかったと思う。まあ笑えるところは特にない(というか最近は笑える企画があまりない)けれど。

空耳アワーの結果

2本目は近田春夫からの投稿。

ミュージシャン 曲名 賞品
セリーヌ・ディオンイフ・ウォールズ・クッド・トーク手ぬぐい
マドンナキャンディ・ショップ手ぬぐい
アンダーワールドジャンボ手ぬぐい

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