08年9月12日 潜入!タワーレコード本社!! 木村カエラの新曲ディスプレイを作ろう!!
ゲスト:マギー(進行)、木村カエラ、劇団ひとり、小田直哉(解説)、神田愛香、吉成仁志、牛木香織、高橋聡志
タワーレコードの本社には、商品ディスプレイの工房、アートデパートメントも存在する。タワレコ各店舗で見られる大型広告はすべてここで作られているのだが、今回木村カエラの新譜のディスプレイを本人が製作することになった。今回はそれにみんなで参加する。

ディスプレイの製作は店からリクエストをもらってレコード会社から紙資料(アー写とジャケ写)を貰い、曲は聴かずに作るというのが基本の流れ。スタッフの中で誰が担当するか、というのは立候補制だそうだ。今回も一から作る、というわけではなく、まずはスタッフが今回の両A面のコンセプトに沿ったデザイン構想を提示し、それを選ぶところから。デザイン案は精鋭3名による3案。「Jasper」を作った神田は二本足で自立する独特のデザインを持った「足付きカエラちゃん」、「BEST VIDEO 1」「Scratch」を作った吉成は主題歌となった絵本をモチーフにした「とびだせカエラちゃん」、スカパラ「BEST OF TOKYO SKA 1998-2007」や林檎×ネコ「平成風俗」を作った牛木はジャケにある洗面台・鏡台のようなデザインでつくる「カエラ万華鏡」を提示した。ここでは小物の髭でコラボできる、ということが決め手になり、「カエラ万華鏡」を作ることになった。

ディスプレイ作りは文字の切り出しからスタート。スチレンボードに貼り付けたミュージシャン名の「木村カエラ」を一文字ずつ切り出していく。牛木も含めるとちょうど5人いるので、一人一文字の担当で切り出しを実施。カッターナイフで切るだけとはいえ意外と大変なようで、苦労しながらも何とか完了した。次はパネルの切り出し。アー写を貼った発泡スチロールを、写真の輪郭に沿って熱線カッターで切り出していく。各自分担しながら最後はマギーが仕上げ、これも無事終了。

次がディスプレイのあちこちに散りばめる今回のキモ、髭作り。スチレンボードを好きな髭の形に切り出して、ファーを接着して整える。ひとりは「カエラのために」と用意されたファーではなく、自分の髪の毛を切って接着したが、不器用なのかアラアラな出来になってしまい、まるで毛虫のよう。そして最後はそれまでに仕上げたパーツを組み立てる。文字を貼ったり、パネルを立てたり、鏡を立てたり、カッティングシートで飾り付けしたり。各人が作った髭を思い思いのところに貼ってめでたく完成した。

完成したディスプレイは実際に置く新宿店の店長である高橋に確認してもらったが、やはり髭が好評だった。虫にしか見えないひとりの髭についても注意を喚起しておいて一安心。また、カエラが選ばなかったデザインも他店舗に置くということで各人が製作しており、これらもなかなかの出来だった。一同は自分たちのディスプレイの出来がどうも素人臭いことにやや不満のようだったが、完成したディスプレイは実際に店舗に飾られているとのこと。


平たく言ってしまえば工作しましょう、というだけの企画であるが、お世話になっているタワーレコードの裏側を知ることができたという意味ではよかったと思う。自分たちで作るよりいっそ裏方の仕事ぶりを見学しても、とは思うが、それでは番組にならないか。それにしてもどのようにすればあのようなアイディアが次々出てくるのか。鍛えられ方が違うんだろうなあ…。劇団ひとりの設定にブレがあるのがいまいちで、カエラのプロデューサー的立場を演じるならそのまま押し通せばいいのに。無理か。実際に店舗に飾られているところを見たい(というか触りたい)ところだが、それがなかなかできないのが地方の辛いところで…。

空耳アワーの結果

安斎、「ホヤホヤラー」の時のPOPを自分で持っているらしい。

ミュージシャン 曲名 賞品
ケイジャン・ダンス・パーティーバターカップス手ぬぐい
ザ・ウォーカー・ブラザーズダンス天国手ぬぐい
ファイヤー・インク今夜は青春耳かき

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