08年9月5日 | 安斎肇 サマソニ大反省会 | ||||||||||||
ゲスト:安斎肇、みうらじゅん、クリス・ペプラー(進行)、ハヤシ、ダイスケはん、ナヲ | |||||||||||||
番組の収録前後はちょうど夏フェスの頃。国内最大級のフジロックフェスティバルなどが有名だが、サマーソニックもフジと並び称される夏の一大イベント。これに何をトチ狂ったか安斎も自身のバンド・LASTORDERZを率いて出ることになったのは、先日空耳で触れられていたとおり。これが成功したのかといえば、いろいろ問題があった模様。今回はその顛末を徹底検証する。当日の映像を見ながら、ゲストがダメ出ししたいところがあったらボタンを押して指摘する、というスタイルだ。 ハヤシやダイスケはんらからは「中途半端な気持ちで来られても…」「安斎さんのバンドが出ることで一つ若手のバンドが出られなくなった」と早速手厳しい言葉を浴びつつ、VTRは会場入りから。全員電車入りで、海浜幕張駅改札集合。遅れていないことにみうらからブーイング。徒歩で会場入りして関係者入口ではなく一般入口から入場し、スタッフにたらいまわしにされた挙句に30分道に迷った。 さてラストオーダーズは7会場中3番目に大きな会場でキャパ10,000人のソニックステージのオープニングアクトとして出演。朝から6、7割方入っているステージに淡々と現れ安斎が最初にやったのはなぜか土下座。「何だか責められているような気がして」との弁解ではあるが、タモリは苦い顔。最初は「間に合ってよかった」の声も飛んでいたが、安斎がMCをすると静まり返る会場にゲスト一同はやや引き気味。オープニングアクトなのに「楽しんでますか?」というMCにも大ブーイング。 曲が始まると会場の反応と反比例するようにツッコミが速度を増してゆく。やれ太り過ぎだ、やれ「チョベリグ」って何だ、やれ息切れてる、もう見たくないとダメ出しの連発。会場後方では客がぞろぞろ移動する様が映し出され、実に物悲しい。アンプインギターで出演したということにも、ミュージシャン側からは信じられないといったリアクションがなされた。曲が変わってもハムさん(メンバー)が唄ったほうがいいとか息が続かないならこういう曲を作るなとか締まりがないとか散々。しまいには安斎が唄い出す瞬間にボタンが押される始末。 最後の曲ともなると息が切れっぱなしでもう言葉が聞き取れない。もはや死にそうなほどヘロヘロな安斎。歯でギターを弾くパフォーマンスも「手でやり尽くして歯に行くのに」とすこぶる不評。そしてオーラスはまさかのずっこけ。タイミングも合わず、みうらは怒り心頭だ。さすがに最後は「長生きしてほしい」とフォローしてたけど…。 ハヤシもホルモンもスペ射の番組ではよく見るような気がするだけに、バラエティに出ること自体はさして驚くものでもないが、よりによってタモリ倶楽部とは! こんな旬の人たちが出てきていいんだろうか。みうらが明かしたように、出演オファーがあった時はサマソニ開催前だったのに台本時点から「大反省会」と銘打っていた潔さ、失敗を前提とした番組作りがいい。安斎だけはその期待に違わぬダメなパフォーマンスだったのもよかった。さらに言うなら、どれだけダメ出しされても彼自身にはあまり堪えてなさそうなのもいい感じ。今回のみうらはメンバーからして自分がしっかり突っ込まなければと思ったのか、容赦ないツッコミが全編通していい切れ味を持っていたが、そうした中にあっても(女子メンバー2人のうち)「どちらとヤッたのか」と身も蓋もない質問をするのはさすが。 空耳アワーの結果 安斎が企画ゲストなのでみんなで鑑賞。
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