08年8月29日 これが本当のマジック革命! セロ…じゃなくてエロ
ゲスト:浅草キッド、光浦靖子、ミスター・ザウバー
番組改編期におなじみのマジックもの。日本でもセロ・タカヤマやMr.マリックなどのマジシャン(マリックは超魔術師か)が有名だが、そんな中、下ネタマジックを披露して「エロ、サプライズ!」を決め台詞にするセロならぬエロがこの業界に登場。今回はタモリも「なぎらの次に胡散臭い」と評するエロことミスター・ザウバーの、ゴールデンタイムでは見られない、それでいてセロも認める技術を持ったマジックの数々を鑑賞する。

手始めにスプーンを使ったマジックを披露。トークに下ネタを織り交ぜつつ、光浦がスプーンを数回こすってエロが手をかぶせるとスプーンがペニスの形に! さっそく驚く一同。次はトランプを使ったマジック。その場でサインを書いたトランプの柄を白いカードに転写させた。一同「わからない」を連発。マジック自体にエロいところはないが、サインを書くマジックペンがマッキーならぬボッキーだった。

続いてもトランプを使った合体マジック。適当なところでストップさせた2枚のカードを重ねるとその和のカードが出てくるというもの。一度デモンストレーションを行い、次に出た2枚のカードは6と9。和は15なのでカードがない、と思いきや出てきたのはシックスナインの絵柄。次は拘束マジック。鎖と鍵で食い込むくらいに手首をきつく拘束したエロの脱出マジックだ。世界記録に挑戦、という触れ込みなのだが、説明中に既に抜けているというスピードで一同騒然。抜けるだけではなく、元にも戻っているというところが凄い。

トランプに戻って、数字の面にサインを書いたカードがあちこちに移動するマジックを堪能しつつ次に行うは亀甲縛りマジック。トランプと玉袋の人形とゴム紐を布袋の中に入れて、袋をバラ鞭で叩くとそれだけで玉袋人形が亀甲縛りになって出てくる。しかもトランプのカードを一枚背負っていて、それが何かといえばサインしたカード。タモリはきちんと亀甲縛りになっていることに感心していたが、他のメンバーはその場で書いたサインカードがきちんと背負われていることにとにかくびっくり。

最後はスケッチブックを使った大人の玩具マジック。鞭やボールギャグや低温蝋燭などが印刷されたスケッチブックから一枚破る。そこにはバイブレーターが印刷されていたのだが、それをエロが丸めるとそこから本物のバイブが。しかも印刷されていたバイブはなくなっているというもので、みんな最後まで驚きっぱなしだった。


マジックをこの番組で取り上げるのは非常に珍しいが(記憶にある中ではキッチュのテーブルマジック以来だろうか)、取り上げるだけあって見応えあるマジックの連続。ゴールデンタイムのイリュージョンものを見ないせいかもしれないが、新鮮な驚きで見ることができた。深夜番組の関係で派手な演出が一切なく(たまに映像切り換えがあるのが残念だが)、淡々とマジックを見られる流れなのもいい。トークも軽妙、さりげなくエロを絡めるところは見事でテレビ向き。普通のマジックもできるのだろうが、深夜しか本来の芸を見られなさそうなのがもったいない。一宮の人か…。名古屋近郊のどこかでショーをやらないのだろうか。見に行きたい。タモリをはじめとしたメンバーも素直に驚いてばかりで、企画を考えるとこの素直な反応もいい。楽しかった。

空耳アワーの結果

タモリ、1本目のネタで「じゃ、次行きましょう」とマジボケ。また、3本目はエロが直々にマジックを織り交ぜて持ってきたネタ。手ぬぐいを希望して無事もらえたが、この関係で4本目は手ぬぐいを示せなくなったため仕方なく耳かきに。

ミュージシャン 曲名 賞品
パール・ジャム手ぬぐい
アース、ウインド&ファイアーイマジネイション手ぬぐい
イエロータイド・アップ手ぬぐい
ロス・デル・リオ夢で逢いましょう耳かき

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